高いスマホ代をどうにか安くしたいとは思っているけれど、格安SIMにするのは不安があったりしないでしょうか?
- 「スマホ代に毎月1万円・・・もうちょっと安くならないかな?」
- 「格安SIMって安いらしいんだけど、どうなんだろう?」
- 「DoCoMoやau、Softbankと比べて不便なんじゃないの?」
このように、色々と気になる点は多いです。
通信速度や安定性とかもそうですし、キャリア決済などの便利な機能が使えるのかもチェックしておきたいポイントですね。
特に「そもそも大手3社から電話番号を引き継げるの?」ってことは気になるポイントではないでしょうか?
それに、格安SIMには電話も使える「音声通話プラン」などのプランと電話が使えない「データ通信プラン」があると言いますが、データ通信プランってどうなのでしょうか?
電話番号がなくて不便なことはないのでしょうか?
今回はそんな「格安SIMの電話番号」に関する気になる疑問について、日々インターネット関連についての調査・研究を続けている当研究所が総力上げて調査した結果をお伝えしたいと思います!
また、合わせて知りたい「おすすめの格安SIM」や「LINEがどうなるか」などの疑問にも答えていきます。 納得行くまで調査結果をご覧ください!
1. 格安SIMにすると電話番号はどうなる? 大手から引き継げるの?
大手キャリアから格安SIMに変える際、「電話番号がそのまま引き継げるのか」は大きなポイントではないでしょうか?
最初に結論からお伝えします。
「ちゃんと引き継ぎできるので心配ご無用です!!」
1-1.音声通話付きプランにしてMNPすれば引き継ぎ可能
多くの格安SIMには音声通話ができる電話番号が付与される「音声通話プラン」とデータ通信のみが可能な「データ通信プラン」があるのが一般的です。
データ通信プランにすれば毎月の料金は非常に安く抑えることも可能ですが、その代わり音声通話ができなくなってしまいます。
逆に音声通話プランにすれば、音声通話も含めてスマホの標準的な機能をしっかり利用することができます。
データ通信プランよりは高くなってしまうものの、大手に比べたらかなりお得な料金で利用できます。
そして、音声通話プランで気になる電話番号ですが、「MNP」という制度を利用することで、電話番号そのままに大手から乗り換えることが可能です!
MNPは大手キャリア間だけでなく、大手と格安キャリアの間、格安キャリア間でも使うことができるのです。
1-2.新規契約して新たな電話番号を発行することも可能
もちろんですが、MNPを使わずに新規契約して新しい電話番号を発行することも可能です。
その場合、まだ使われていない070番号や、空きが出た090か080の番号が与えられます。
格安SIMに乗り換えるとともに電話番号を一新したい場合なら、MNPせずに新規契約するようにしましょう。
2. 格安SIMに乗り換えるなら知っておきたい注意点
格安SIMに乗り換えることで毎月の料金が安くなるという大きなメリットがありますが、いくつかのデメリットや注意点もあります。
2-1.音声電話ができないプランもある
先ほど申し上げたとおり、契約するプランによっては 音声通話ができないプランもあります。
「データ通信プラン」や「データ通信+SMSプラン」などがそうです。もちろんですが、キャリアによってプランの名称は違います。
これらのプランは非常に格安ですが、メインのスマホで電話ができないと何かと不便なこともありますので、注意するようにしましょう。
2-2.今までの端末がそのまま利用できないことがある
「今使っているスマホ本体はそのまま利用して、格安キャリアに乗り換えて料金を安くしたい」
と思っている人は多いですが、必ずしも今の携帯が全ての格安SIMに対応しているとは限らないので十分に注意しましょう!
スマホには、使用できるキャリアを限定する「SIMロック」というものがかけられていることがあります。
SIMロックとは、携帯電話を他のキャリアでは使えなくするようにする機能制限のことです。
SIMロックがかかっている端末の場合、使えるSIMカードは「docomo系列のキャリアのみ」とか「au系列のキャリアのみ」「Softbank系列のキャリアのみ」と決められてしまい、元々利用していたキャリアと同じ系列キャリアのSIMしか利用できないようになっています。
キャリアの系列については以下を参考にしてみてください!
- docomo系列の格安キャリア : OCNモバイルONE, U-mobile, エキサイトモバイル, 楽天モバイル, IIJmio, mineo, DMMmobile, LINE Mobile, など多数
- au系列の格安キャリア : UQmobile, BIGLOBEモバイル, mineo, IIJmio, LINEモバイル, イオンモバイル, 楽天モバイル, など多数
- Softbank系列の格安キャリア : ワイモバイル, LINE Mobile , mineo、B-mobile, U-mobile, QTmobile, nuroモバイル, など多数
au, Softbankについても同じ。
LINE Mobileなど、複数のキャリアに対応している格安SIMもある。
2-3.キャリア決済やキャリアメールは基本的に使えなくなくなる
アプリ内課金やApple Musicなどの支払いに便利な「キャリア決済」ですが、ほとんどの格安SIMで利用できないことに注意が必要です。
UQモバイルやワイモバイルなど、一部のキャリアなら利用できますので、どうしても使いたい場合は利用可能なキャリアの中から選ぶようにしましょう!
また、今まで使っていた「@docomo.ne.jp」や「@ezweb.ne.jp (@au.com)」などのキャリアごとのメールアドレスも格安SIMにすると利用できなくなってしまうので注意しましょう。
2-4.MNP途中、電話・ネットが使えない期間が発生する
MNPにより電話番号を引き継いだまま別のキャリアへ乗り換える場合、電話・ネットが利用できなくなる期間が少し発生することに注意する必要があります。
これは、前の契約から次の契約へデータを移行するのに必要な時間で、だいたい10〜30分程度を要します。
直接キャリアのショップに行ってもオンライン申し込みでも同様です。
どのタイミングで電話・ネットが使えなくなるのか例をあげて説明しましょう。
例えば、スマホはそのままにauからUQモバイルへ乗り換える場合を考えてみます。
乗り換え手続きは店舗へは行かず、オンラインで申し込む場合を考えてみましょう。
この例の場合まず必要なのは以下の2つです。
- 現在利用中のキャリアに電話等で「MNP予約番号の発行申し込み」をすること
- UQモバイルのWebサイトで「SIMカードの新規契約申し込み」をすること
これらの申し込みが終わっても、この時点ではまだ引き続き前のキャリアとの契約は続いていますので、引き続き端末の利用ができます。
新しいSIMカードが届いたら電話またはオンラインで新しいキャリアの「開通手続き」を行います。
この手続きを行うと回線の切り替えが行われますので、このタイミングで30分程度の時間端末が使えなくなります。
ちなみに、店舗に直接行って手続きする場合なら、特に混雑していなければ10〜15分ほどで終わります。
そもそもSIMカードの郵送を待つ時間もいりませんので、スピーディーに乗り換えることが可能です。
どちらでも好きな方を選んで手続きしましょう。
2-5.今までより通信速度が遅くなることがある
これはキャリアによりますが、選んだキャリアによっては 大手に比べて通信速度が遅くなる場合があります。
ここで知っておきたいのは、キャリア側では
「大手のdocomoの回線を使っているので、安定性もスピードも変わりませんよ」
などと言っていながら、実際のところ遅くなってしまうことが多いということです!!
確かに、大手の回線を使っていることは事実ですので、理論上の最大速度には違いはありません。
ですので、ある意味でキャリアの案内も嘘ではありません。
しかしながら、実際は「大手の回線の一部を借りているだけ」ですので、キャパが小さく、利用者が多いとすぐに回線がパンクしてしまって遅くなってしまうのです。
例えていうなら、docomoが10車線の超大型道路を持っているとして、それぞれの格安キャリアに貸しているのは1車線とか2車線ずつ程度です。
ですので、そのキャリアのお客さんが増えてくる(=道路に車が増えてくる)と、車線が少ないのですぐに渋滞してしまうのです。
3. 大手からの乗り換えでおすすめの格安SIMはどれ? 音声通話付きの格安SIMを徹底比較!
以上のように、格安SIMに乗り換える際は気をつけるべき点もたくさんあります。
特に気をつけるべきは、「今までよりも通信速度が遅くなってしまうことがある」という点です!
いくら格安SIMにして料金が安くなったとしても、自分が使いたいように使えないのではストレスになってしまいます。
「これだったら大手のままの方が良かった」なんてことにもなりかねません。
ですので、まずは安定して通信速度が速い格安SIMはどこのキャリアなのか調査してみましょう。
3-1.通信速度が速い格安SIMはどこ? 実際の通信速度を徹底比較!
2020年現在では、格安SIMのキャリアも非常に増えていますが、その中でダントツで速いキャリアが2つあります。
「UQモバイル」と「ワイモバイル」です!!
日本最大のモバイル専門マーケティングリサーチ機関である「MMD研究所」の調査によると、2020年3月の格安SIMスピード調査結果は以下のようになっています、
↑ 箱ひげ図:主要3都市格安SIMサービスのダウンロード速度 (引用元 : MMD研究所 | 2020年3月格安SIM・格安スマホ通信速度調査)
この図の色のついた箱の部分が実測された速度の範囲を表していて、白い線の値が最も多くみられた速度を表しています。
これによると、2020年3月現在で通信速度の速い格安SIMは一部のキャリアに限られていることがわかります。
それなりに使える速さをマークしたキャリアは以下の通りです。
- UQモバイル (中央値 : 39.2Mbps)
- ワイモバイル (中央値 : 35.0Mbps)
- イオンモバイル(Dプラン) (中央値 : 27.3Mbps)
- OCNモバイルONE (中央値 : 22.3Mbps)
- mineo(Dプラン) (中央値 : 15.8Mbps)
- mineo(Aプラン) (中央値 : 13.7Mbps)
- mineo(Sプラン) (中央値 : 10.1Mbps)
調査結果から見て分かる通り、これ以外のものは正直言って平均速度が遅過ぎて、ストレスが多くなってしまいます。
あまり遅いものだと、時間帯によってはTwitterやgoogle検索すらままならなくなってしまいますので、この中から選ぶのが安心でしょう。
3-2.料金が安いのはどこ? 格安SIMの音声通話プランの料金を調査
それでは、上であげた7つの回線の料金はどうなのでしょうか?
音声通話付きのプランで料金を比較してみましょう!
条件を揃えるためにデータ3Gのプランで比較してみます。
- UQモバイル : ¥1,980/月
- ワイモバイル : ¥1,980/月 (※ 7ヶ月目以降は¥2,680/月)
- ※ Softbank光とセットで500〜1000円割引
- イオンモバイル : (2Gプラン)¥1,380/月, (4Gプラン)¥1,580/月
- OCNモバイルONE : ¥1,480/月 (※ OCN光とセットだと¥1,280/月)
料金で言えば、UQモバイルとワイモバイルはこの中ではちょっと高めな印象です。
逆に料金が安くてお得に使えるのはイオンモバイルやOCNモバイルONEですね。
特に自宅に光回線を入れているのならOCNで揃えることでセット割引も受けることができるので、非常にお得です。
3-3. 今のスマホでそのまま使えるのはどれ?
上であげた7つの回線ですが、それぞれ利用している回線が異なるため乗り換え時は注意が必要です。
今使っている端末をそのまま利用したい場合、今使っているキャリアに合わせて以下のように選べば安心です!
- docomo回線 : イオンモバイル, OCNモバイルONE, mineo
- au回線 : UQモバイル, mineo
- Softbank回線 : ワイモバイル, mineo
3-4.結局おすすめなのはどれ?
上であげた7つはどれもおすすめできる回線ですが、中でもおすすめなのは 「UQモバイル」と「ワイモバイル」です!
こちらであげた2つは料金面ではその他のキャリアより少し高めな印象ですが、格安キャリアとは言えないような回線品質・サービス内容となっています。
ほとんどの格安SIMでは利用できない「キャリア決済」なども利用可能です。
一言でまとめてしまえば「ほぼ大手と同じ感覚で使える格安SIM」だと言っていいくらいですので、正直言ってすぐにでも乗り換えを検討したいキャリアだと言って良いでしょう!!
それでは、この2つのどちらがいいのかと言えば、実はあまり変わりません。
条件を揃えるとほぼ同じ料金になるからです。
その中でポイントとなる細かい違いは以下の点です。
- UQモバイルは通常¥1,980/月で、無料通話はなし。 +700円/月で「10分間かけ放題」がつく
- ワイモバイルは7ヶ月目以降¥2,680円になってしまうが「10分間かけ放題」つき
- ワイモバイルはSoftbank光とセット割が組める
- UQモバイルは余ったデータの来月繰り越しができるが、ワイモバイルはできない(1000円の有料オプションで可能)
ですので、以下のように選ぶのがおすすめです。
4. 持っている端末をそのまま利用して格安SIMに乗り換える方法
「UQモバイル」「ワイモバイル」にすれば、大手と使い勝手変わらずに安くなるんだったら、ぜひともすぐに乗り換えたいところですよね!!
どちらにしたいかは決まりましたでしょうか?
しかしながら、ここで思い出したいのは「UQモバイルはau回線」「ワイモバイルはSoftbank回線」だということです。
もし今持っている端末がdocomoで契約している場合はどちらも利用できないし、UQモバイルにしたくてもSoftbankからは移行できないのです。
でも、心配無用です。 実は、どこのキャリアの端末を持っていたとしても、ちょっとした一手間を加えれば好きな格安キャリアと契約できるのです!!
それを可能にするのが「SIMロック解除」と呼ばれる手続きです。
4-1.SIMロック解除とは?
「SIMロック解除」とは、機種にかけられたSIMロックを解除するための手続きを言います。
これはdocomo, au, Softbankのどのキャリアでも一定の条件さえ満たしていれば行うことができます。
最近の機種ならたいてい問題なく解除できます。
4-2.SIMロック解除の方法
どのキャリアでも「店舗窓口での手続き」または「オンライン上での手続き」の2つの方法でSIMロックを解除することができます。
店舗なら持っていきSIMロック解除をお願いすればやってもらえますが、手数料¥3,000(+消費税)がかかります。
オンライン手続きなら手数料なしで手続きできますので、こちらの方がおすすめです! 手続きはそれぞれ以下のリンクから行うことができます。
難しいものではありませんので、お使いのキャリアのサイトから手続きに進みましょう。
- docomo : お手続きのご案内 > SIMロック解除
- au : SIMロック解除のお手続き
- Softbank : ソフトバンクの携帯電話を他社で利用する/SIMロック解除
5. MNPで電話番号を引き継いで格安SIMに乗り換える2つの方法
今お使いのキャリアから格安SIMへの乗り換えをするには下記の手順を行います。
- 今のスマホで格安SIMが使えるか確認する
- 契約条件を確認する
- MNP予約番号を取得する
- SIMロックを解除する
- 格安SIMに申し込む
- MNP切り替え手続きをする
より安く乗り換えるには、キャリアで使っていたスマホをそのまま格安SIMでも使い続けるというのがおすすめです。
そうすれば格安SIMに乗り換えたときでも、新しい端末を購入する必要がないので乗り換え費用や月額料金を安く抑えることができます。
step1.今のスマホで格安SIMが使えるか確認する
まずは今のスマホで契約したい格安SIMが使えるか確認しましょう。
格安SIMの公式HPで動作確認済み端末を調べてください。
step2.契約条件を確認する(2年縛りなど)
次に今のスマホの契約条件を確認しましょう。
2年縛りの契約、スマホ本体の分割払いが残っている、違約金がかかるなど、格安SIMに乗り換えできる状況かどうかを確認します。
step3.MNP予約番号を取得する
キャリアから格安SIMに乗り換える際、お使いのキャリアからMNP予約番号を取得しなければなりません。
キャリア各社のMNP予約番号の取得方法は下記の通りです。
取得費用 | オンライン | 電話 | 店舗 | |
---|---|---|---|---|
docomo | 2,000円 |
|
0120-800-000 | ◯ |
au | 3,000円 |
|
0077-75470 | ◯ |
SoftBank | 3,000円 | 「My SoftBank」にアクセス | 0800-100-5533 | ◯ |
オンライン・電話・店舗それぞれで取得できるので、あなたのお好きな方法を選んでください。
step4.SIMロックを解除する
SIMロックがかかっているスマホの場合、SIMロックを解除しないと格安SIMのSIMカードが使えません。
そこでここではSIMロックの解除方法と手数料を整理しました。なおSIMフリーのスマホの場合はSIMロックの解除は不要です。
docomo、au、SoftBankのSIMロック解除方法と手数料
キャリア | SIMロック解除方法 | 手数料 |
docomo |
|
|
au |
|
|
SoftBank |
|
|
step5.格安SIMに申し込む
MNP転出とSIMロック解除が終わったら、次は新しく契約したい格安SIMに申し込みましょう。
MNP予約番号の有効期限は15日以内なので、取得したらすぐに申し込んでください。
申し込みに必要なもの
格安SIMの申し込みに必要なものは、主に次の4つです。
- 本人確認書類
- クレジットカード
- メールアドレス
- MNP予約番号
- 本人確認書類
- クレジットカード
- メールアドレス
- MNP予約番号
格安SIMのほとんどは、月々の料金の支払い方法がクレジットカードしかありません。
また申し込みでやり取りするためのメールアドレスも必要です。
メールアドレスは現在のキャリアを解約しても使えるアドレスにしましょう。
step6.MNP切り替え手続きをする
MNPの切り替え手続きは、格安SIMの会社によってやり方が異なります。
そのためここでは共通する手順を紹介します。
- 格安SIMの契約者ページにログイン
- 契約回線を選択してMNP切り替え手続きを行う
- 電話番号を選択/入力する
- 完了
いたってシンプルなので申し込みした格安SIMの会社のサイトを確認しましょう。
6. 電話番号なしのデータ通信専用プランってどうなの?
ところで、格安SIMのプランには「データ通信プラン」というより安いプランもありますが、こちらのプランはどうなのでしょうか?
もしこちらでも問題ないのなら、より安いに越したことはないですので、気になるところですよね!!
どんなプランなのか確認しておきましょう。
6-1.音声通話が利用できないが、LINEやSkype、IP電話アプリの使用は可能
「データ通信プラン」の場合、音声通話ができないという制限をされてしまうのが一番の特徴であり、デメリットです。
しかしながら、このデメリットをある程度補える手段として「LINE通話」だったり「SmarTalk」や「050 plus」などのIP電話アプリを使用することならできますので、家族や友人との連絡を取る手段としてはある程度対応可能です。
しかし、通信速度が遅い格安SIMキャリアを選んでしまった場合や電波が悪いところなどでは、思ったようにLINE通話が繋がらないという問題もあります。
そのため「電話料金」はかかりませんが、代わりに「データ通信」(俗にいう「ギガ数」)がかかります。
それ以前に仕事をしたり、何かの契約で電話番号を記載したりする上で、ちゃんとた電話番号を持っていないことは不利になる場面が見られますので、基本的にデータ通信プランを使うのは「音声通話用の携帯との2台持ち」などが想定されます。
6-2.IP電話ではフリーダイヤルや110, 119が利用できない場合も
「050 plus」などのアプリを登録すれば、データ通信プランで契約したスマートフォンでも050から始まるIP電話番号を持つことができます。
しかしながら、IP電話は110や119の緊急電話にかけることができなかったり、フリーダイヤル(0120から始まる電話番号)にもかけられない場合があります。
通話品質も通信速度によって変わってしまいますので安定しているとは言いづらく、IP電話のみで全てまかなおうとするのは少々難しいところがあります。
6-3. SMSは有料オプションで利用可能
音声通話ができないデータ通信プランでも、電話番号を利用するSMS(ショートメッセージ)はオプションとして利用可能です。
SMSだけでも利用できれば、例えば何かのサイトに登録する際の「電話番号認証」をすることができますので、だいぶ使い勝手の幅は良くなります。
↑ 電話番号認証の例。このような登録画面へ電話番号を入力すると、認証コードがSMSで送られてくる
逆に言えば、SMSが使える電話番号を持っていないと色々なサービスの登録にも差し支える場合が多くなってしまいますので、もしデータ通信プランのスマホのみの1台持ちを検討するのであれば、
最低限SMSオプションは追加するべきでしょう。
7.あなたにぴったりな格安SIMの選び方
では、結論格安SIMをどこを選べばいいのか?
格安SIMの選び方と格安SIMの契約プランがあなたにピッタリなのか?
解説していきます。
7-1.①3つの契約プランから選ぶ
格安SIMには3つの契約プランがあります。
格安SIMを使う用途によって、格安SIMのプランが違ってくるので各プランを説明します。
- 音声対応SIM 通話とデータ通信ができる契約プラン。電話もネットも使いたい人向けのプラン。
- データSIM 090や080の電話番号がなく、インターネットだけ使いたい人向けのプラン。
- データ+SMS対応SIM データ通信と電話番号はないがSMSを使った認証(facebook,LINE)が可能なプラン。
契約プラン | 料金 | 通話 | インターネット | 認証登録 |
音声対応SIM | △ | ◎(全て可) | ○ | ○ |
データSIM | ○ | △(skypeは可) | ○ | × |
データ+SMS対応SIM | ○ | ○(LINE電話は可) | ○ | △ |
格安SIMを契約する人の多いプランは、音声対応SIMです。
理由は、単純にスマホでの利用で3大キャリアより月額がやすくなり、今までと変わらない使い方ができるからです。
仕事で携帯使ってる人は080や090などの番号無くなるのは困りますし、音声対応SIMなら電話番号も引き継ぎできます。
料金も各データプランと比べても3GBまでなら、そこまで料金は変わらないのも選ばれる理由です。
スマホやIPhoneの基本動作やあまり使い方を変えたくない方は、シンプルに音声対応SIMを契約することをおすすめします。
7-2.②格安SIMの厳選キャリア17社から選ぶ
格安SIM全キャリアを契約プラン別に比較しました。
- 音声対応SIM
- データ通信SIM
- データ+SMS対応SIM
の契約プラン別に安いところを厳選した17社になります。
他サイトで紹介しているより安い格安SIMキャリアもあります。
音声対応SIMの厳選17社の比較
<音声対応SIM>
※楽天モバイルは4月にサービス終了しました。
<データSIM>
※楽天モ楽天モバイルは4月にサービス終了しました。
<データSIM+SMS対応>
契約先を選ぶ前に、あなたが毎月どのくらいのGBを使っているかも、最初に把握する必要があります。
まだの方は下記リンクからキャリア別に確認ができます。
格安SIM全社比較した結果、を17社まで厳選した表になります。
詳しくは次にまとめてます。
格安SIMプラン別の最安値まとめ
契約GB別 | 音声SIM | データSIM | データ+SMS対応SIM |
1GB | LinksMate 1,100円 | LinksMate 380円 | LinksMate 500円 |
3GB | OCNモバイルONE 1,480円 | DTI SIM 840円 | LINEモバイル 980円 |
5GB | HISモバイル 1,920円 | HISモバイル 1,200円 | DTI SIM 1,370円 |
6GB | OCNモバイルONE 1,980円 | OCNモバイルONE 1,380円 | OCNモバイルONE 1,300円 |
7GB | LinksMate 1,100円 | NUROモバイル 1,500円(D) エキサイトモバイル 1,600円 | NUROモバイル 1,650円(D) LinksMate 1,900円 |
10GB | HISモバイル 2,820円 | HISモバイル 2,100円 | DTI SIM 2,250円 |
20GB | OCNモバイルONE 4,400円 | OCNモバイルONE 3,800円 | OCNモバイルONE 3,920円 |
30GB | イオンモバイル 5,680円 | HISモバイル 5,250円 | LinksMate 5,400円 |
*(D)の表記はdocomoだけの料金になります。
*申し込みや問い合わせは、表の各キャリア名をクリックすれば公式サイトにアクセスできます。
格安SIMのキャリアによって料金が違ってきます。
しっかり、あなたが求める契約プランと容量を最安値を契約するようにしましょう。
7-3.格安SIM重視別おすすめ5選
格安SIMを検討してる方は、現在のスマホやIPhoneの料金を安くしたいは共通の考えだと思います。
ここでは、今の料金を安くできる+αの格安SIMキャリアを紹介します。
格安SIMで料金が安くなる以外で、あなたにピッタリな格安SIMがあるかもしれません。
「Y!mobile」は通信速度が格安SIMNo.1
画像元:Y!mobile
「ワイモバイル」公式窓口はこちら Y!mobileはソフトバンクのグループ企業なだけあり借りている回線設備の規模が大きく、数ある格安SIMのなかで上位に分類されるほど通信速度が速いです。
格安SIMキャリア | 調査件数 | 平均ping値 | 下り平均速度 | 上り平均速度 |
Y!mobile | 1,612件 | 50,61ms | 42,48Mbps | 12,12Mbps |
UQ mobile | 3,044件 | 50,59ms | 42.76Mbps | 7,89Mbps |
OCNモバイルONE | 806件 | 65,33ms | 29,08Mbps | 11,02Mbps |
イオンモバイル | 576件 | 80,05ms | 27,67Mbps | 8,51Mbps |
IIJmio(みおふぉん) | 1,409件 | 84,79ms | 25,85Mbps | 8,76Mbps |
mineo(マイネオ) | 2,234件 | 70,9ms | 19,8Mbps | 5,85Mbps |
調査元:みんなのネット回線速度
平均速度なので、調査件数が500件以上ある格安SIMのキャリアを比較しました。
Y!mobileは「ping値」「下り速度」「上り速度」3つともTOPの結果です。
アプリゲームも動画もサクサクで利用できます。
月額料金は他の格安SIMと比べると若干高いですが、 速度も速く、通話し放題なので、格安SIMの中でも通常のスマホの使い方に一番近い使い方ができます。
Y!mobileの契約プランは音声SIM契約になります。
スマホベーシックプラン名 | 月額料金 | 一ヶ月で利用できるデータ容量 | 音声通話 |
S | 2,680円 | 3GB | 国内通話かけ放題(1回10分以内) |
M | 3,680円 | 9GB | 国内通話かけ放題(1回10分以内) |
L | 4,680円 | 14GB | 国内通話かけ放題(1回10分以内) |
*申し込みには、YahooIDが必要です。申し込み時に無料で登録することができます。
*支払い方法がクレカのみになります。
「mineo(マイネオ)」はキャンペーンがお得!乗り換えのしやすさ重視!
画像元:mineo
mineoは月額料金が安く設定されているうえに、どの回線を使う場合でも選べるプランが4種類と豊富です。
プラン | Dプラン(ドコモ回線) | Aプラン(au回線) | Sプラン(ソフトバンク回線) |
1GBプラン | 1,298円 | ||
5GBプラン | 1,518円 | ||
10GBプラン | 1,958円 | ||
20GBプラン | 2,178円 |
mineoでは使用する回線をドコモとソフトバンク、auの3つから選べるので、どの携帯ショップで購入したiPadでもSIMロックを解除せずに使用できます。
さらにキャンペーンや家族割が豊富で最大で以下5の特典が受けられます。
- 月額基本料金から3カ月間1,188円割引
- 5GBコースなら3カ月間 月額330円(税込)で利用が可能
データ通信のみのシンプルプランもあり、動作確認済みのiPadは以下の通りです。
mineo 動作確認済みiPad |
12.9インチiPad Pro(第3世代)iPad Air(第3世代)、iPad(第7世代)、10.5インチiPad Pro、iPadmini(第5世代)、iPad(第6世代)、iPad(第5世代)12.9インチiPad Pro(第2世代)、11インチiPad Pro、iPad Air、iPad mini4、iPad mini3、9.7インチiPad Pro、12.9インチiPad Pro、iPad Air2、iPad mini2、 |
YOUTUBEヘビーユーザーは「BIGLOBEモバイル」で間違いなし
画像元:BIGLOBEモバイル
YouTubeやAbemaTVなどで動画を見る頻度が高い人におすすめの格安SIMはBIGLOBEモバイルです。
BIGLOBEモバイルではドコモとauどちらかの回線を選択できますが、au回線のデータSIMは必ずSMS付きになるので月額120円高くなります。
プラン | タイプD(ドコモ回線) | タイプA(au回線)※SMS付き |
3ギガプラン | 900円 | 1,020円 |
6ギガプラン | 1,450円 | 1,570円 |
12ギガプラン | 2,700円 | 2,820円 |
20ギガプラン | 4,500円 | 4,620円 |
30ギガプラン | 6,750円 | 6,870円 |
しかし、月額+980円のエンタメフリー・オプションに加入すれば、さまざまな動画や音楽配信サイトを使用するときにデータ容量がカウントされなくなります。
BIGLOBEモバイルの「カウントフリー・オプション」でデータ量消費の対象外になるサービスは以下の通りです。
ジャンル | サービス |
動画 | YouTube、Abema TV、U-NEXT、YouTube Kids |
音楽 | Google Play Music、YouTube Music、Apple Music、Spotify、AWA、Amazon Music、LINE MUSIC、dヒッツ、RecMusic、楽天ミュージック |
ラジオ | radiko、らじる★らじる |
電子書籍 | dマガジン、dブック、楽天マガジン、楽天Kobo |
動作確認済みのiPadは以下の通りです。
データ通信のみプランもあり、動作確認済みのiPadは以下の通りです。
BIGLOBEモバイル 動作確認済みiPad |
10.5インチiPad Pro、11インチiPad Pro(第3世代)、12.9インチiPad Pro(第3世代)、12.9インチiPad Pro(第2世代)、12.9インチiPad Pro、 9.7インチiPad Pro、iPad(第7世代)、iPad(第6世代)、iPad(第5世代)、iPad Air(第3世代)、iPad Air2、、iPad mini(第5世代)、iPad mini4、iPad mini2 |
アプリゲーム好きなら「LinksMate」一択
画像元:Links Mate
LinksMateはiPadでゲームをしようとお考えの人に向いている格安SIMで、月額500円のカウントフリーオプションに加入すると対象ゲームでのデータ消費量が90%もカットされます。
カウントフリーの対象ゲームは公式サイトに記載されていますが、人気タイトルの荒野行動までデータ消費量が90%カットされます。
LinksMate カウントフリー対象ゲーム一覧ページ |
https://linksmate.jp/about/countfree/ |
対象アプリ:シャドウバース,グランブルーファンタジー,プリンセスコネクト,釣りスタetc
さらに対象の動画や音楽配信サイト、SNSを使用するときのデータ容量も90%カットされるのでゲーマー以外の人にもおすすめです。
ジャンル | サービス |
動画 | Abema TV、OPENREC.tv、ニコニコ動画、ビデオマーケット、FRESH LIVE、Mirrativ、U-NEXT |
音楽 | AWA |
電子書籍 | Abemaマンガ、サイコミ、 |
SNS | Instagram、Twitter、Facebook |
その他 | enza、グランブルーファンタジー スカイコンパス、GameWith、ファミ通.com、Lobi、App Store、Google Play Store、LinksMate |
選べるプランも豊富で、毎月最大で1TBまでの利用も可能です。
データ容量 | データプラン |
100MB | 250円 |
200MB | 300円 |
500MB | 350円 |
1GB | 380円 |
2GB | 660円 |
3GB | 900円 |
4GB | 1,140円 |
5GB | 1,380円 |
6GB | 1,580円 |
7GB | 1,780円 |
8GB | 1,980円 |
9GB | 2,180円 |
10GB | 2,380円 |
11GB | 2,550円 |
12GB | 2,720円 |
13GB | 2,890円 |
14GB | 3,060円 |
15GB | 3,230円 |
17GB | 3,570円 |
20GB | 4,080円 |
25GB | 4,680円 |
30GB | 5,280円 |
40GB | 6,280円 |
50GB | 7,230円 |
70GB | 9,030円 |
100GB | 11,730円 |
150GB | 16,250円 |
200GB | 20,500円 |
300GB | 29,000円 |
400GB | 37,000円 |
500GB | 45,000円 |
750GB | 64,880円 |
1TB | 86,880円 |
ただし、対応回線がドコモのみなので注意が必要です。動作確認済みのiPadは以下の通りです。
LinksMate 動作確認済みiPad |
iPad(第7世代)、iPad mini(第5世代)、iPad Air(第3世代)、12.9インチiPad Pro(第3世代)、11インチiPad Pro、iPad (第6世代)、iPad (第5世代)、iPad mini4、iPad mini3、9.7インチiPad Pro、12.9インチiPad Pro(第2世代)、12.9インチiPad Pro、10.5インチiPad Pro、iPad Air2、iPad Air、iPad mini2、 |
全てのプランにおいて最安級「OCNモバイルONE」
画像元:OCNモバイルONE
OCNモバイルONEは「音声SIM」と「データ通信SIM」の契約プランがあります。
最初に選んだプランを上げ下げする機会があると思いますが、OCNモバイルONEであればどの契約コース、容量プランでもお得に使っていただけます。
プラン | 月額料金 | |
3GBコース
|
月額基本料 | 880円 |
OCN光モバイル割適用 | 680円 | |
6GBコース
|
月額基本料 | 1,380円 |
OCN光モバイル割適用 | 1,180円 | |
10GBコース
|
月額基本料 | 2,280円 |
OCN光モバイル割適用 | 2,080円 | |
20GBコース
|
月額基本料 | 3,800円 |
OCN光モバイル割適用 | 3,600円 | |
30GBコース
|
月額基本料 | 5,380円 |
OCN光モバイル割適用 | 5,180円 |
他の格安SIMと違ってカウントフリーはありませんが、固定回線のOCN光とのセット割が受けられる利点があります。
OCN光を契約しているとセット割の「OCN光モバイル割」によってiPadの月額料金が200円割引きされて他社よりも利用料が安くなるので、OCN光ユーザーの人はチェックしてみましょう。
動作確認済みのiPadは以下の通りです。
OCNモバイル 動作確認済みiPad |
iPad(第7世代)、10.5インチiPad Pro、iPad(第6世代)、iPad Air(第3世代)、iPad mini(第5世代)、iPad(第5世代)、9.7インチiPad Pro、iPad mini4、iPad mini2、iPad mini2、iPad mini、iPad Air2、iPad Air、 |
8.あなたにピッタリな格安SIMの選び方
ここまで解説してきましたが、結論「あなたにピッタリな格安SIMはどこ?」というところを解決していきます。
そのため、まずは「正しい格安SIM選び方で候補を絞ること」を徹底して、その上で「キャンペーンを比較」してお得に乗り換えましょう!
- まずは通信速度が速いキャリアで候補を絞る
- 次に契約プランを決める
- その上でキャンペーンなどを比較してお得に乗り換える
Step①:通信速度を重視して候補を決める
格安SIM選びで何より重要なのが「通信速度」です。
格安SIMは、ソフトバンクやドコモ, auの回線の一部を借りて運営しています。
したがって利用している回線は大手のものと同じですので、理論上の通信速度は大手と同じです。
ただ、100あるうちの一部を借りてるだけなので混雑すると速度が大幅に下がる傾向にあります。
格安SIMのキャリアは、3大キャリアから回線の一部を借りているのですが、どれだけの回線を借りているかは格安SIMによって違い、利用者数も違います。
その結果、回線を借りている領域の違いにより通信速度に違いが出るのです。
そう言った口コミや評判を、3つの大手速度計測サイトから平均速度を比較しました。
格安SIM | mobile by keisoku.ioの平均速度 | みんなのネット回線速度の平均速度 | RBB SPEED TESTの平均速度 | 総合平均通信速度 |
1位 UQmobile | 12.2Mbps | 44.97Mbps | 41.1Mbps | 32.75Mbps |
2位 ワイモバイル | 10.1Mbps | 42.73Mbps | 34.3Mbps | 29.04Mbps |
3位 OCN モバイル ONE | 9.8Mbps | 29.92Mbps | 32.1Mbps | 23.94Mbps |
4位 イオンモバイル | 4.1Mbps | 42.94Mbps | 22.9Mbps | 23.31Mbps |
5位 BIGLOBEモバイル | 6.8Mbps | 17.8Mbps | 35.5Mbps | 20.03Mbps |
6位 IIJmio | 5.5Mbps | 27.2Mbps | 25.7Mbps | 19.46Mbps |
7位 mineo | 7.4Mbps | 24.97Mbps | 15.8Mbps | 16.05Mbps |
8位 LinksMate | 11.6bps | 19.53Mbps | – | 15.56Mbps |
大手の格安SIMキャリアほど、通信速度は速い傾向にあります。
「UQモバイル」がどのサイトでも1位で、次に速いのが「ワイモバイル」ということがわかります。
次に少し速度の開きがあり安定しているのが「OCN モバイル ONE」「イオンモバイル」「BIGLOBEモバイル」ですね。
せっかく安くなっても、「速度が遅くて全然使えない」なんてことにならなようにしましょう。
Step②:自分にあった契約プランを決める
次に、自分にピッタリな契約プランを考えることです。
格安SIMの契約プランは、大きく分けて次の3つの種類があります。
- 音声通話プラン
- データ通信プラン
- データ通信+SMSプラン
プランによって、使える範囲がさまざまです。
安いけど通話はできない、インターネットだけ使えるなど別れてきます。
それぞれ詳しく解説していきます。
音声通話プラン
ソフトバンク、ドコモ、auから使い方をあまり変えたくない方におすすめできるプランなのが「音声通話プラン」です。
このプランの場合、大手キャリアと同じようにインターネットやメールが使えますし、090や080, 070から始まる電話番号も与えられて音声通話が可能です。
もちろんSMSも利用できます。
音声通話プランにしておけば格安SIMといえども基本的なことは一通りできますので、一番便利に使えるプランだと言えます。
・今と使い方をあまり変えないで、安くしたい人
データ通信プラン
データ通信プランは非常に料金がお得なプランです。
しかし、データ通信だけしか行うことができず、音声通話やSMSは利用できません。
(ただしLINE通話や050plusなどのIP電話なら可能です。) 音声通話ができる別のスマホやガラケーとの2台持ちで利用したりなど。
使い方はさまざまあります。
・通話はなくても大丈夫な人
データ通信+SMSプラン
データ通信プランにSMS機能をつけたのが「データ通信+SMSプラン」です。
こちらも音声通話ができないのは同じですが、SMS用の電話番号が与えられます。
SMSは色々なWebサイトの登録時に電話番号確認としてよく利用されていますので、これが使えればそれなりに使い勝手は良くなります。
家族や友人との電話はLINE通話や050plus、Skypeなどで行うことにしてしまえば、1台持ちでの利用もできないことはありません。
しかし、IP電話は110や119などの緊急通話が利用できなかったり、フリーダイヤル(0120)にかけられないこともありますので、その点はよく検討しておきましょう。
・SNSやWebサイト登録など多岐にわたる使い方をする人
格安SIM料金、全社比較まとめ
あなたが使うべき格安SIMの契約プランがわかればあとは料金も知りたいですよね。
契約プラン別に格安SIM全社を比較してみました。
速度の速さは加味してなく、容量別に最安値を紹介します。
契約GB | 音声SIM | データSIM | データ通信+SMS |
1GB | LinksMate 1,100円 | LinksMate 380円 | LinksMate 500円 |
3GB | OCNモバイル 1,480円 | DTI SIM 840円 | LINEモバイル 980円 |
5GB | HISモバイル 1,920円 | HISモバイル 1,200円 | DTI SIM 1,370円 |
6GB | OCNモバイル 1,980円 | OCNモバイル 1,380円 | OCNモバイル 1,300円 |
7GB | NUROモバイル2,200円 | NUROモバイル1,500円 | NUROモバイル1,650円 |
10GB | HISモバイル 2,820円 | HISモバイル 2,100円 | DTI SIM 2,250円 |
20GB | OCNモバイル 4,400円 | OCNモバイル 3,800円 | OCNモバイル 3,920円 |
30GB | イオンモバイル5,680円 | HISモバイル 5,250円 | LinksMate 5,400円 |
契約するデータ容量によって細かく料金設定されています。
シンプルに「月額料金が安ければいい」場合は、ここの表で選ぶのも1つの手です。
申し込みや問い合わせは、表の各キャリア名をクリックすれば公式サイトをチェックできます。
- データ通信プラン : データ通信のみ。音声通話やSMSは利用できない。2台持ち向け
- データ通信+SMSプラン : データ通信とSMSが利用可能。音声通話は利用できない。SMSを使ってWebサイトの登録などができる
- 音声通話プラン : データ通信はもちろん、SMSも音声通話も利用できる。格安SIMでもメインのスマホとして十分利用できるプラン
Step③:あなたにあった格安SIMを選ぶ
格安SIMによって特徴やキャンペーンなど違ってきます。
ここでは、通信速度の口コミや評判が良いおすすめの格安SIMを紹介します。
格安SIMのキャリア毎にメリット・デメリットはありますので、あなたにピッタリな格安SIMを選びましょう。
- 通信速度が速い
- お得なキャンペーンがある
- 特化したサービスがある
通信速度重視なら「UQモバイル」
画像元:UQモバイル
格安SIM全社の中で速度No.1の「UQモバイル」 契約プランは「音声通話SIM」のみで料金は3種類になります。
スマホベーシックプラン名 | 月額料金 | 一ヶ月で利用できるデータ容量 | 音声通話 |
S | 1,980円 | 3GB | 国内通話20円/30秒 ・国内かけ放題(1回10分) 700円 ・国内かけ放題(24時間) 1,700円 ・国内通話定額(最大60分/月)500円 |
M | 2,980円 | 9GB | |
L | 3,980円 | 14GB |
通話する頻度によって、通話オプションが用意されてるのも「UQモバイル」のメリットです。
ただ、速度が速く評判がいい「UQモバイル」ですが、デメリットもあります。
それは、料金は特段安くないのと、音声通話SIMしか契約プランしかないことです。
・通信速度の口コミ
・評判がNo.1。
・あまった容量を、翌月に繰り越しできるので無駄がない。
<デメリット>
・音声通話プランしかないので、IPadやタブレットでの利用には向いてない。
・月額料金は、普通。
IPadやタブレットなどでデータ通信SIMの契約を考えてる方はプラン自体がないのでおすすめはしません。
ただ、「速度重視の方」「よく通話をする方」や「家族で乗り換えを検討している方」は、間違いなく「UQモバイル」をおすすめできます。
「通話オプション」いずれかを申し込みするとデータ容量が13ヶ月間増量。
<UQ家族割キャンペーン>
2台目以降のスマホベーシック全プランが500円割引になる。
<UQ学割キャンペーン>
UQ家族割+学生ならさらに最大13ヶ月間割引になる。
「UQモバイル」のキャンペーンは、全て併用可能なので、学生問わず、単身や家族で乗り換える方も安心して申し込みすることができます。
「UQモバイル」は、3大キャリアからの乗り換えで使い方が変えずに安くできる格安SIMです。
シンプルに、今までの料金より安くして使い勝手も変えずに乗り換えたい方も「UQモバイル」はおすすめです。
お得なキャンペーンが豊富!「ワイモバイル」
画像元:ワイモバイル
老舗格安SIMの「ワイモバイル」、速度の評判も良く安定しています。
プランは音声SIMのみになり、国内通話かけ放題が標準装備なので料金だけ見ると「UQモバイル」より高めの印象です。
スマホベーシックプラン名 | 月額料金 | 一ヶ月で利用できるデータ容量 | 音声通話 |
S | 2,680円 | 3GB | 国内通話20円/30秒 ・国内かけ放題(1回10分) 700円 |
M | 3,680円 | 9GB | |
R | 4,680円 | 14GB |
「ワイモバイル」は24時間通話かけ放題がありません。
長時間、通話する人にとっては「UQモバイル」より高めになってしまうのでおすすめできません。
・通信速度の評判が良い
・キャンペーンで最大9,600円分がPayPayにキャッシュバックされる
・初期費用が公式で申し込むと無料になる
<デメリット>
・音声通話プランしかないので、IPadやタブレットでの利用には向いてない。
・月額料金は、国内通話かけ放題(1回10分以内)込みなので少し高め。
ただ、「ワイモバイル」はキャンペーンが魅力的で実際の月額料金よりお得に使えるのがメリットになります。
キャンペーンの強さが格安SIM業界では圧倒的です。
長期割引もありながらも、キャッシュバックをしてくれるのは「ワイモバイル」だけです。
契約時に最大9,600円分PayPayでもらえる!最大条件も簡単!
<データ増量キャンペーン>
新規or乗り換え契約をするとデータ容量が1年間増量!
<家族割引サービス>
2台目以降のスマホベーシック全プランが500円割引!
<ワイモバ学割>
学生なら13ヶ月間スマホベーシックプランが、毎月1,000円割引!
「ワイモバイル」はキャンペーンの種類が一番多い格安SIMキャリアになります。
格安SIMに申し込むならキャンペーンが多い、お得に乗り換えたい方にはおすすめです。
「UQモバイル」と「ワイモバイル」の大きな違いは、かけ放題(24時間)かキャッシュバックの有無です。
自分の使い方に合わせてキャリアを選びましょう。
月額料金最安値は「OCNモバイルONE」
画像元:OCNモバイルONE
「OCNモバイルONE」は、契約プランが3つ全て揃ってる格安SIMになります。
契約プラン別に、GB数で最安値級を契約できるので柔軟な対応ができるのが特徴です。
契約GB | 音声SIM | データSIM | データ通信+SMS | 通話オプション |
1GB | 1,180円 | ー | ー |
通話料 20円/30秒 (SMS送信料3円/通) ①10分かけ放題 850円 ②TOP3かけ放題 850円 ③かけ放題ダブル (①+②)1,300円 |
3GB | 1,480円 | 1,000円 | 880円 | |
6GB | 1,980円 | 1,380円 | 1,500円 | |
10GB | 2,880円 | 2,280円 | 2,400円 | |
20GB | 4,400円 | 3,800円 | 3,920円 | |
30GB | 5,980円 | 5,380円 | 5,500円 |
*下線の金額が最安値になります。
下線以外の料金差は、100円前後になるので「どの契約プラン、どのGB数」で契約しても損はしません。
データ通信SIMの契約もあるのでIPadやタブレットにも利用することができます。
ドコモ回線で1番速度が速く安い「OCNモバイルONE」ですが、勿論デメリットもあります。
・通信速度の評判が良い。
・どの契約プランを選んでも月額料金が安い。
<デメリット>
・通話オプションが若干高い。
・通話発信の方法が少し面倒。
通話を頻繁にするなら「OCNモバイルONE」でも通話オプションの契約が必要です。
24時間かけ放題のプランもありますが、特定の3人しか使えないので通話に関しては良いサービスとは言えません。
さらに、通話する際は「OCNモバイルONE」の通話アプリを入れて発信するか、発信前に「003544」を入れる必要がありますので少し面倒に感じます。
月額料金に定評がある格安SIMなので、キャンペーンを求めてる人には向いていません。
結論、OCNモバイルONEは「インターネットをメインの方」「料金を最優先で考えてる方」にはおすすめの格安SIMです。
逆に、通話頻度が高く、仕事などでも使う方にはおすすめできない格安SIMとも言えるでしょう。
「OCMモバイルONE」は、あまった容量を翌々月まで繰り越せたり、契約GBを超えたらGBを追加で購入ができるので、速度制限かかる心配がある方にもおすすめです。
YouTubeメイン!動画重視なら「BIGLOBEモバイル」
画像元:BIGLOBEモバイル
YouTubeやAbemaTVなど動画を見る頻度が高い人におすすめが「BIGLOBEモバイル」です。
月額料金は標準的な料金になりますが、他社格安SIMとの違いが「YouTubeが見放題」になるプランがあることです。
プラン | 音声通話SIM | データSIM | 通話オプション |
3ギガプラン | 1,600円 | 900円 | 通話料 20円/30秒 (SMS送信料3円/通) 3分かけ放題 +600円 10分かけ放題 +830円 |
6ギガプラン | 2,150円 | 1,450円 | |
12ギガプラン | 3,400円 | 2,700円 | |
20ギガプラン | 5,200円 | 4,500円 | |
30ギガプラン | 7,450円 | 6,750円 |
*データSIM+SMSのプランはデータSIMのプランに+120円した料金になります。
「BIGLOBEモバイル」の最大のメリットは、「カウントフリー」呼ばれる特定のアプリの利用に容量が加算されないサービス「エンタメフリー・オプション」があることです。
「エンタメフリー・オプション」対象のサービスはこちらになります。
ジャンル | サービス |
動画 | YouTube、Abema TV、U-NEXT、YouTube Kids |
音楽 | Google Play Music、YouTube Music、Apple Music、LINE MUSIC、potify、AWA、Amazon Music、dヒッツ、RecMusic、楽天ミュージック |
ラジオ | radiko、らじる★らじる |
電子書籍 | dマガジン、dブック、楽天マガジン、楽天Kobo |
「エンタメフリー・オプション」の料金は月額480円になります。
(データ通信SIMの場合は980円) YouTubeを毎日視聴する方や、対象のアプリを利用する方にはメリットがある「BiGLOBEモバイル」にもデメリットはしっかりあります。
・通信速度の評判は良い。
・「エンタメフリーオプション」でYouTubeなどが見放題。
・お得なキャンペーンがある
<デメリット>
・通話オプションサービスが少し弱い
・「エンタメフリーオプション」に、画質制限がある。
「BIGLOBEモバイル」も、24時間かけ放題のオプションがないので10分以上の通話を頻繁にする人にはデメリットになります。
また、「エンタメフリー・オプション」は見放題になりますが、画質制限があります。
タブレットやIPadなどで普段から高画質で設定をして視聴している方にはあまりおすすめはできません。
ちなみにスマホで普段から見る(360p)画質であれば問題なく視聴することは可能です。(時間帯によっては480Pもストレスなく視聴できます)
YouTubeをスマホやIPhoneで視聴なら問題ないです。
音声通話SIMプラン契約の方が対象になり、月額480円のエンタメフリーオプションが最大6ヶ月間無料!
<初期費用全額ポイント還元>
音声通話SIMプラン3GB以上の契約した方が対象で、初期費用3,733円をGポイント還元!
*Gポイントとは?=ポイント交換サービスになり、WAONポイントやLINEポイントに交換などに交換ができます。
ポイント交換対象先は、Gポイントサイトのこちらで確認できます。
<プラン料金値引き>
音声通話SIMプラン3GB以上の契約の方に、月額料金が6ヶ月間1,600円値引きに!
BIGLOBEモバイルは「エンタメフリー・オプション」や「データ通信SIM」など契約プランが3つあることから「YouTubeを頻繁に使う方」「インターネット利用中心の方」におすすめできる格安SIMになります。
「BIGLOBEモバイル」は、家族間でデータをシェアできます。
例えば、本来6GBまでしか使わないけど、12GBの契約をして家族に自分の容量を使わせるなど、さらに節約できるので家族で使う場合にもおすすめです。
おすすめ格安SIM選びまとめ
比較した4社のおすすめ格安SIMを紹介しました。
どの格安SIMがあなたにピッタリなのか、特徴をまとめましたので参考にしてください。
- 「UQモバイル」→通信速度No.1!通話もインターネットも快適に使いたい人におすすめ。
- 「ワイモバイル」→キャンペーンが豊富!お得に乗り換えたい人におすすめ!
- 「OCNモバイルONE」→全ての契約プランが最安値級!とにかく安く使いたい人へおすすめ!
- 「BIGLOBEモバイル」→YouTubeが見放題!エンタメ系アプリを頻繁に使う人へおすすめ!
3大キャリアからの乗り換えなら、どの格安SIMにしても基本安くはなります。
ただ、一番注意しなければいけないのが、速度が遅いか速いかです。
せっかく安くしたのに、速度が遅くてインターネットが使えないことになると逆に高くついてしまいます。
今回紹介した4社は、格安SIMの中で通信速度の評判が上位のキャリアなのでその心配はありません。
その上でも、あなたにピッタリな格安SIMがあると思いますので、ぜひ参考にしてください。
9. 格安SIMの電話番号に関するQ&A
さて、ここまで「格安SIMの電話番号」に関する気になる疑問に答えてきましたが、最後にもう少し、ありがちな質問へ答えておきましょう。
Q. データ通信プランの場合、サイトの登録などで電話番号が必要な場合どうすればいいの?
これはさっきみたばかりですね。
SMSオプションを追加すれば音声通話はできなくてもSMSが使える電話番号が手に入りますので、これでサイトへの登録をすることが可能です。
Q. 音声通話SIMの場合、電話番号は自分で選べるの?
基本的には選べないと思っていた方が良いですが、店舗によっては在庫の中から選ばせてくれるところもあるようです。
店舗での契約の際は、店員さんへ聞いてみると良いでしょう。
ちなみに、大手キャリアなら下4桁だけなら空きさえあれば選ぶことが可能です。
どうしても電話番号を選びたいときは大手キャリアを選ぶようにしましょう。
10. まとめ
以上が「格安SIMの電話番号」に関する当研究所の調査結果です。
ポイントをまとめておきましょう!
- 大手キャリアから格安SIMにしたいときは、MNPを利用すれば電話番号をそのまま引き継ぐことができる
- 格安SIMでスマホを新規契約する場合、090/080/070のどれかから始まる電話番号を新たに付与される(番号は選べない)
- 「データ通信プラン」で契約してしまうと音声通話が利用できなくて不便が多いので、通常は「音声通話プラン」で契約すること
- 格安SIMを選ぶときは料金以上に通信速度の実測値が重要。 通信速度が速い上に「キャリア決済」なども利用できる「UQモバイル」か「ワイモバイル」がおすすめ!
これにて、調査結果の報告を終わりにします。
今回の調査結果があなたのお役に立てたなら、当研究所一同嬉しく思います!