格安SIMを契約するなら料金が最安値のサービスを選べばいいと思っていませんか?
格安SIMはどの事業者も大手キャリアより利用料金が安く、格安SIM同士の料金はほとんど差がありません。
そのため、利用料金ではなく自分にあったサービス内容なのか、通信速度の評価が高いのかをポイントにして選ぶのがおすすめです。
ここでは本当に最安値といえる格安SIMを契約するために以下5つの情報をまとめました。
- 格安SIMを最安で契約するための失敗しないポイント
- 使うべき格安SIMの選び方
- 大手キャリアから格安SIMへの乗り換え方法
- キャリア別SIMロックの解除方法
- 格安SIMの注意点
1.格安SIMを最安で契約するために失敗しない3つのポイント
格安SIMを最安価格で使用するには、あらゆる事業者の公式サイトに記載されている月額料金を比較するだけではいけません。
自分にあったプラン選びも最安値で格安SIMを使うための大切な要素です。
通信速度は事業者ごとに違うところにも注意が必要です。
1-1.格安SIMには3つの契約プランがある
格安SIMの契約プランは大きく分けて以下の3種類あり、自分の用途にあったものを選ぶ必要があります。
- 音声SIM
- データSIM
- SMS付きデータSIM
大手キャリアから格安SIMへ乗り換える場合はとくに通話をするために音声SIMを選びたいと思いますが、ネットばかり使っている人はデータSIMやSMS付きデータSIMも検討しておきたいところです。
音声SIMがおすすめな人
音声SIMは音声通話とインターネット通信ができるプランで、大手キャリアと変わらず通話とネットが使用できるところがメリットです。
事業者によっては5分~10分間の通話料が0円になるオプションが用意されているところも魅力です。
しかし、LINEやSkypeなどの通話はネット回線があれば可能なので、従来の音声通話を使わないのであれば必要性は低いです。
データSIMがおすすめな人
データSIMは大手キャリアのLTE回線でネット通信だけを可能にする代わりに利用料金を安く設定しているプランです。
データSIM利用料金は格安SIMの3プランのなかでもっとも安いので、通信費を節約したい人は検討したいところです。
楽天モバイルのプラン別利用料金を見比べると、データSIMがもっとも安いプランであることがわかります。
プラン | 音声SIM | SMS付きデータSIM | データSIM |
ベーシッププラン | 1250円 | 645円 | 525円 |
3.1G | 1600円 | 1020円 | 900円 |
5G | 2150円 | 1570円 | 1450円 |
10G | 2960円 | 2380円 | 2260円 |
20G | 4750円 | 4170円 | 4050円 |
30G | 6150円 | 5520円 | 5450円 |
音声通話ができないところはネックに感じますが、LINEやSkypeなどアプリを使った通話がネット回線があればできます。
従来の音声通話を使わないのであればデータSIMを契約するだけで充分です。
データSIMは音声通話を利用しないタブレットやモバイルWiFiルーター用のプランでもあります。
※楽天モバイルは2020年4月7日にサービス終了しました。
SMS付きデータSIMがおすすめな人
SMS付きデータSIMは従来の音声通話を利用できませんが、電話番号が付与されてSMSの連絡が可能です。
LINEでのやり取りが主流になった今ではSMSを使う機会は少なくなりましたが、下記のシーンで必要です。
- LINEなどの通話アプリやクラウドストレージサービスへのログインやアカウント作成
- 音声通話とSMSのみ可能なガラケーを持っている人とのメールのやり取り
ただし、LINEではSMS以外にも固定電話の通話認証やFacebook認証も可能です。
SMSが必要なアプリがなければデータSIMを契約して格安SIMの月額料金を安くできます。
そのため、利用しているアプリの認証方法を確認して、SMS付きデータSIMが必要なのかを判断してください。
1-2.あなたが使う毎月の容量は?
格安SIMも大手キャリアと同様に使い放題ではなく、プランごとに一ヶ月に利用できるデータ容量が限られています。
そのため、通信制限を受けないためのプラン選びが必要です。
プラン選びの参考にしてもらうために、用途別に1GBを消費する目安を表にまとめました。
用途 | 1GBを消費するまでの目安 |
高画質動画の視聴(720pのHD画質の場合) | 約1.5時間 |
標準画質動画の視聴 | 約4時間 |
音楽の再生(1曲あたり5分と想定) | 約18時間(約5分の音楽が約200回) |
ウェブサイトの閲覧 | 約6,600回 |
LINEの音声通話 | 約40時間 |
LINEのビデオ通話 | 約3時間 |
LINEのメッセージ・Eメールの送受信 | 約2,000回 |
ウェブサイトの閲覧やLINEでのメッセージのやり取りをするぐらいであれば最安の1GBプランでも大丈夫です。
動画を見る頻度が高い人は毎日Wi-Fiが飛んでいない場所での視聴時間を想定したプラン選びが必要です。
格安SIMでは事業者ごとにプランの種類が異なり、『A社では1GBプランはあるけど、B社には1GBプランがない』ということがあります。
そのため、自分にあったデータ容量が使えるプランが用意されているかも契約先を選ぶときにチェックしておきましょう。
1-3.月額料金の最安は速度の評判が悪い
月額料金が最安値と謳っている格安SIMは通信費を節約したい人にとって魅力的ですが、通信速度の評判がよろしくありません。
たとえば『業界最安値プランあり』とアピールしているDMM mobileを利用した人からは、昼や夕方に通信速度が1Mbpsを下回るとの声が挙がっています。
DMMmobileのMNP転出手続きしたら、何か至らない点はありましたか?と聞かれたんだけども、昼と夕方のピークタイムの通信速度だよ。参考にしてね。 #dmmmobile pic.twitter.com/tsYnzJr0ju
— 過労死P (@Karoushi_Nov) November 21, 2019
同じく業界最安値を売りにしているロケットモバイルも通信速度の評判が微妙です。
プランA(au)使用中。 休日の朝でも全く速度が出ない。 初速バーストも効いていないようだ。 場所的にキャリアの選択を間違えたのかもしれない。#ロケモバ #ロケットモバイル pic.twitter.com/20jHsroSXm
— D.Gαια(ディーガイア)64bit (@DGaia_Kagoshima) March 14, 2020
通信速度が1Mbps以下になるとウェブサイトの読み込みでさえ時間がかかり、動画の視聴は不可能です。
格安SIM同士の月額料金は数百円ほどしか差がないので、快適にネットを使うためには速度の評判が良い事業者を選びましょう。
2.あなたにぴったりな格安SIMの選び方
ここまで解説してきましたが、結論「あなたにピッタリな格安SIMはどこ?」というところを解決していきます。
そのため、まずは「正しい格安SIM選び方で候補を絞ること」を徹底して、その上で「キャンペーンを比較」してお得に乗り換えましょう!
- まずは通信速度が速いキャリアで候補を絞る
- 次に契約プランを決める
- その上でキャンペーンなどを比較してお得に乗り換える
Step①:通信速度を重視して候補を決める
格安SIM選びで何より重要なのが「通信速度」です。
格安SIMは、ソフトバンクやドコモ, auの回線の一部を借りて運営しています。
したがって利用している回線は大手のものと同じですので、理論上の通信速度は大手と同じです。
ただ、100あるうちの一部を借りてるだけなので混雑すると速度が大幅に下がる傾向にあります。
それは、回線が混雑するからです。
格安SIMのキャリアは、3大キャリアから回線の一部を借りているのですが、どれだけの回線を借りているかは格安SIMによって違い、利用者数も違います。
その結果、回線を借りている領域の違いにより通信速度に違いが出るのです。
そう言った口コミや評判を、3つの大手速度計測サイトから平均速度を比較しました。
格安SIM |
mobile by keisoku.ioの平均速度 |
みんなのネット回線速度の平均速度 | RBB SPEED TESTの平均速度 | 総合平均通信速度 |
1位 UQmobile | 12.2Mbps | 44.97Mbps | 41.1Mbps | 32.75Mbps |
2位 ワイモバイル | 10.1Mbps | 42.73Mbps | 34.3Mbps | 29.04Mbps |
3位 OCNモバイルONE | 9.8Mbps | 29.92Mbps | 32.1Mbps | 23.94Mbps |
4位 イオンモバイル | 4.1Mbps | 42.94Mbps | 22.9Mbps | 23.31Mbps |
5位 BIGLOBEモバイル | 6.8Mbps | 17.8Mbps | 35.5Mbps | 20.03Mbps |
6位 IIJmio | 5.5Mbps | 27.2Mbps | 25.7Mbps | 19.46Mbps |
7位 mineo | 7.4Mbps | 24.97Mbps | 15.8Mbps | 16.05Mbps |
8位 Links Mate | 11.6bps | 19.53Mbps | – | 15.56Mbps |
大手の格安SIMキャリアほど、通信速度は速い傾向にあります。
「UQモバイル」がどのサイトでも1位で、次に速いのが「ワイモバイル」ということがわかります。
次に少し速度の開きがあり安定しているのが「OCN モバイル ONE」「イオンモバイル」「BIGLOBEモバイル」ですね。
せっかく安くなっても、「速度が遅くて全然使えない」なんてことにならなようにしましょう。
Step②:自分にあった契約プランを決める
次に、自分にピッタリな契約プランを考えることです。
格安SIMの契約プランは、大きく分けて次の3つの種類があります。
- 音声通話プラン
- データ通信プラン
- データ通信+SMSプラン
プランによって、使える範囲がさまざまです。
安いけど通話はできない、インターネットだけ使えるなど別れてきます。
それぞれ詳しく解説していきます。
音声通話プラン
ソフトバンク、ドコモ、auから使い方をあまり変えたくない方におすすめできるプランなのが「音声通話プラン」です。
このプランの場合、大手キャリアと同じようにインターネットやメールが使えますし、090や080, 070から始まる電話番号も与えられて音声通話が可能です。
もちろんSMSも利用できます。
音声通話プランにしておけば格安SIMといえども基本的なことは一通りできますので、一番便利に使えるプランだと言えます。
・090や080などの番号が仕事やプライベートで必要な人
・今と使い方をあまり変えないで、安くしたい人
データ通信プラン
データ通信プランは非常に料金がお得なプランです。
しかし、データ通信だけしか行うことができず、音声通話やSMSは利用できません。(ただしLINE通話や050plusなどのIP電話なら可能です。)
音声通話ができる別のスマホやガラケーとの2台持ちで利用したりなど。使い方はさまざまあります。
・メールやネットだけ使えればいい人
・通話はなくても大丈夫な人
データ通信+SMSプラン
データ通信プランにSMS機能をつけたのが「データ通信+SMSプラン」です。
こちらも音声通話ができないのは同じですが、SMS用の電話番号が与えられます。
SMSは色々なWebサイトの登録時に電話番号確認としてよく利用されていますので、これが使えればそれなりに使い勝手は良くなります。
家族や友人との電話はLINE通話や050plus、Skypeなどで行うことにしてしまえば、1台持ちでの利用もできないことはありません。
しかし、IP電話は110や119などの緊急通話が利用できなかったり、フリーダイヤル(0120)にかけられないこともありますので、その点はよく検討しておきましょう。
・電話はLINE電話などでOKな人
・SNSやWebサイト登録など多岐にわたる使い方をする人
格安SIM料金、全社比較まとめ
あなたが使うべき格安SIMの契約プランがわかればあとは料金も知りたいですよね。
契約プラン別に格安SIM全社を比較してみました。
速度の速さは加味してなく、容量別に最安値を紹介します。
契約GB | 音声SIM | データSIM | データ通信+SMS |
1GB | LinksMate 1,100円 | LinksMate 380円 | LinksMate 500円 |
3GB | OCNモバイル 1,480円 | DTI SIM 840円 | LINEモバイル 980円 |
5GB | HISモバイル 1,920円 | HISモバイル 1,200円 | DTI SIM 1,370円 |
6GB | OCNモバイル 1,980円 | OCNモバイル 1,380円 | OCNモバイル 1,300円 |
7GB | NUROモバイル2,200円 | NUROモバイル1,500円 | NUROモバイル1,650円 |
10GB | HISモバイル 2,820円 | HISモバイル 2,100円 | DTI SIM 2,250円 |
20GB | OCNモバイル 4,400円 | OCNモバイル 3,800円 | OCNモバイル 3,920円 |
30GB | イオンモバイル5,680円 | HISモバイル 5,250円 | LinksMate 5,400円 |
契約するデータ容量によって細かく料金設定されています。
シンプルに「月額料金が安ければいい」場合は、ここの表で選ぶのも1つの手です。
申し込みや問い合わせは、表の各キャリア名をクリックすれば公式サイトをチェックできます。
- データ通信プラン : データ通信のみ。音声通話やSMSは利用できない。2台持ち向け
- データ通信+SMSプラン : データ通信とSMSが利用可能。音声通話は利用できない。SMSを使ってWebサイトの登録などができる
- 音声通話プラン : データ通信はもちろん、SMSも音声通話も利用できる。格安SIMでもメインのスマホとして十分利用できるプラン
Step③:あなたにあった格安SIMを選ぶ
格安SIMによって特徴やキャンペーンなど違ってきます。
ここでは、通信速度の口コミや評判が良いおすすめの格安SIMを紹介します。
格安SIMのキャリア毎にメリット・デメリットはありますので、あなたにピッタリな格安SIMを選びましょう。
- 通信速度が速い
- お得なキャンペーンがある
- 特化したサービスがある
通信速度重視なら「UQモバイル」
画像元:UQモバイル
格安SIM全社の中で速度No.1の「UQモバイル」
契約プランは「音声通話SIM」のみで料金は3種類になります。
スマホベーシックプラン名 | 月額料金 | 一ヶ月で利用できるデータ容量 | 音声通話 |
S | 1,980円 | 3GB |
国内通話20円/30秒 ・国内かけ放題(1回10分) 700円 |
M | 2,980円 | 9GB | |
L | 3,980円 | 14GB |
通話する頻度によって、通話オプションが用意されてるのも「UQモバイル」のメリットです。
ただ、速度が速く評判がいい「UQモバイル」ですが、デメリットもあります。
それは、料金は特段安くないのと、音声通話SIMしか契約プランしかないことです。
<メリット>
・通信速度の口コミ・評判がNo.1。
・あまった容量を、翌月に繰り越しできるので無駄がない。
<デメリット>
・音声通話プランしかないので、IPadやタブレットでの利用には向いてない。
・月額料金は、普通。
IPadやタブレットなどでデータ通信SIMの契約を考えてる方はプラン自体がないのでおすすめはしません。
ただ、「速度重視の方」「よく通話をする方」や「家族で乗り換えを検討している方」は、間違いなく「UQモバイル」をおすすめできます。
<データ増量キャンペーン>
「通話オプション」いずれかを申し込みするとデータ容量が13ヶ月間増量。
<UQ家族割キャンペーン>
2台目以降のスマホベーシック全プランが500円割引になる。
<UQ学割キャンペーン>
UQ家族割+学生ならさらに最大13ヶ月間割引になる。
「UQモバイル」のキャンペーンは、全て併用可能なので、学生問わず、単身や家族で乗り換える方も安心して申し込みすることができます。
「UQモバイル」は、3大キャリアからの乗り換えで使い方が変えずに安くできる格安SIMです。
シンプルに、今までの料金より安くして使い勝手も変えずに乗り換えたい方も「UQモバイル」はおすすめです。
お得なキャンペーンが豊富!「ワイモバイル」
画像元:ワイモバイル
老舗格安SIMの「ワイモバイル」、速度の評判も良く安定しています。
プランは音声SIMのみになり、国内通話かけ放題が標準装備なので料金だけ見ると「UQモバイル」より高めの印象です。
スマホベーシックプラン名 | 月額料金 | 一ヶ月で利用できるデータ容量 | 音声通話 |
S | 2,680円 | 3GB |
国内通話20円/30秒 ・国内かけ放題(1回10分) 700円 |
M | 3,680円 | 9GB | |
R | 4,680円 | 14GB |
「ワイモバイル」は24時間通話かけ放題がありません。
長時間、通話する人にとっては「UQモバイル」より高めになってしまうのでおすすめできません。
<メリット>
・通信速度の評判が良い
・キャンペーンで最大9,600円分がPayPayにキャッシュバックされる
・初期費用が公式で申し込むと無料になる
<デメリット>
・音声通話プランしかないので、IPadやタブレットでの利用には向いてない。
・月額料金は、国内通話かけ放題(1回10分以内)込みなので少し高め。
ただ、「ワイモバイル」はキャンペーンが魅力的で実際の月額料金よりお得に使えるのがメリットになります。
キャンペーンの強さが格安SIM業界では圧倒的です。
長期割引もありながらも、キャッシュバックをしてくれるのは「ワイモバイル」だけです。
<どこでももらえる特典>
契約時に最大9,600円分PayPayでもらえる!最大条件も簡単!
<データ増量キャンペーン>
新規or乗り換え契約をするとデータ容量が1年間増量!
<家族割引サービス>
2台目以降のスマホベーシック全プランが500円割引!
<ワイモバ学割>
学生なら13ヶ月間スマホベーシックプランが、毎月1,000円割引!
「ワイモバイル」はキャンペーンの種類が一番多い格安SIMキャリアになります。
格安SIMに申し込むならキャンペーンが多い、お得に乗り換えたい方にはおすすめです。
「UQモバイル」と「ワイモバイル」の大きな違いは、かけ放題(24時間)かキャッシュバックの有無です。自分の使い方に合わせてキャリアを選びましょう。
月額料金最安値は「OCNモバイルONE」
画像元:OCNモバイルONE
「OCNモバイルONE」は、契約プランが3つ全て揃ってる格安SIMになります。
契約プラン別に、GB数で最安値級を契約できるので柔軟な対応ができるのが特徴です。
契約GB | 音声SIM | データSIM | データ通信+SMS | 通話オプション |
1GB | 1,180円 | ー | ー |
通話料 20円/30秒 ①10分かけ放題 850円 |
3GB | 1,480円 | 1,000円 | 880円 | |
6GB | 1,980円 | 1,380円 | 1,500円 | |
10GB | 2,880円 | 2,280円 | 2,400円 | |
20GB | 4,400円 | 3,800円 | 3,920円 | |
30GB | 5,980円 | 5,380円 | 5,500円 |
*下線の金額が最安値になります。
下線以外の料金差は、100円前後になるので「どの契約プラン、どのGB数」で契約しても損はしません。
データ通信SIMの契約もあるのでIPadやタブレットにも利用することができます。
ドコモ回線で1番速度が速く安い「OCNモバイルONE」ですが、勿論デメリットもあります。
<メリット>
・通信速度の評判が良い。
・どの契約プランを選んでも月額料金が安い。
<デメリット>
・通話オプションが若干高い。
・通話発信の方法が少し面倒。
通話を頻繁にするなら「OCNモバイルONE」でも通話オプションの契約が必要です。
24時間かけ放題のプランもありますが、特定の3人しか使えないので通話に関しては良いサービスとは言えません。
さらに、通話する際は「OCNモバイルONE」の通話アプリを入れて発信するか、発信前に「003544」を入れる必要がありますので少し面倒に感じます。
「OCNモバイルONE」はキャンペーンを行なっておりません。
月額料金に定評がある格安SIMなので、キャンペーンを求めてる人には向いていません。
結論、OCNモバイルONEは「インターネットをメインの方」「料金を最優先で考えてる方」にはおすすめの格安SIMです。
逆に、通話頻度が高く、仕事などでも使う方にはおすすめできない格安SIMとも言えるでしょう。
「OCMモバイルONE」は、あまった容量を翌々月まで繰り越せたり、契約GBを超えたらGBを追加で購入ができるので、速度制限かかる心配がある方にもおすすめです。
YouTubeメイン!動画重視なら「BIGLOBEモバイル」
画像元:BIGLOBEモバイル
YouTubeやAbemaTVなど動画を見る頻度が高い人におすすめが「BIGLOBEモバイル」です。
月額料金は標準的な料金になりますが、他社格安SIMとの違いが「YouTubeが見放題」になるプランがあることです。
プラン | 音声通話SIM | データSIM | 通話オプション |
3ギガプラン | 1,600円 | 900円 |
通話料 20円/30秒 3分かけ放題 +600円 |
6ギガプラン | 2,150円 | 1,450円 | |
12ギガプラン | 3,400円 | 2,700円 | |
20ギガプラン | 5,200円 | 4,500円 | |
30ギガプラン | 7,450円 | 6,750円 |
*データSIM+SMSのプランはデータSIMのプランに+120円した料金になります。
「BIGLOBEモバイル」の最大のメリットは、「カウントフリー」呼ばれる特定のアプリの利用に容量が加算されないサービス「エンタメフリー・オプション」があることです。
「エンタメフリー・オプション」対象のサービスはこちらになります。
ジャンル | サービス |
動画 | YouTube、Abema TV、U-NEXT、YouTube Kids |
音楽 | Google Play Music、YouTube Music、Apple Music、LINE MUSIC、potify、AWA、Amazon Music、dヒッツ、RecMusic、楽天ミュージック |
ラジオ | radiko、らじる★らじる |
電子書籍 | dマガジン、dブック、楽天マガジン、楽天Kobo |
「エンタメフリー・オプション」の料金は月額480円になります。(データ通信SIMの場合は980円)
YouTubeを毎日視聴する方や、対象のアプリを利用する方にはメリットがある「BiGLOBEモバイル」にもデメリットはしっかりあります。
<メリット>
・通信速度の評判は良い。
・「エンタメフリーオプション」でYouTubeなどが見放題。
・お得なキャンペーンがある
<デメリット>
・通話オプションサービスが少し弱い
・「エンタメフリーオプション」に、画質制限がある。
「BIGLOBEモバイル」も、24時間かけ放題のオプションがないので10分以上の通話を頻繁にする人にはデメリットになります。
また、「エンタメフリー・オプション」は見放題になりますが、画質制限があります。
タブレットやIPadなどで普段から高画質で設定をして視聴している方にはあまりおすすめはできません。
ちなみにスマホで普段から見る(360p)画質であれば問題なく視聴することは可能です。(時間帯によっては480Pもストレスなく視聴できます)
YouTubeをスマホやIPhoneで視聴なら問題ないです。
<エンタメフリーオプションが最大6ヶ月間無料>
音声通話SIMプラン契約の方が対象になり、月額480円のエンタメフリーオプションが最大6ヶ月間無料!
<初期費用全額ポイント還元>
音声通話SIMプラン3GB以上の契約した方が対象で、初期費用3,733円をGポイント還元!
*Gポイントとは?=ポイント交換サービスになり、WAONポイントやLINEポイントに交換などに交換ができます。
ポイント交換対象先は、Gポイントサイトのこちらで確認できます。
<プラン料金値引き>
音声通話SIMプラン3GB以上の契約の方に、月額料金が6ヶ月間1,600円値引きに!
BIGLOBEモバイルは「エンタメフリー・オプション」や「データ通信SIM」など契約プランが3つあることから「YouTubeを頻繁に使う方」「インターネット利用中心の方」におすすめできる格安SIMになります。
「BIGLOBEモバイル」は、家族間でデータをシェアできます。
例えば、本来6GBまでしか使わないけど、12GBの契約をして家族に自分の容量を使わせるなど、さらに節約できるので家族で使う場合にもおすすめです。
おすすめ格安SIM選びまとめ
比較した4社のおすすめ格安SIMを紹介しました。
どの格安SIMがあなたにピッタリなのか、特徴をまとめましたので参考にしてください。
- 「UQモバイル」→通信速度No.1!通話もインターネットも快適に使いたい人におすすめ。
- 「ワイモバイル」→キャンペーンが豊富!お得に乗り換えたい人におすすめ!
- 「OCNモバイルONE」→全ての契約プランが最安値級!とにかく安く使いたい人へおすすめ!
- 「BIGLOBEモバイル」→YouTubeが見放題!エンタメ系アプリを頻繁に使う人へおすすめ!
3大キャリアからの乗り換えなら、どの格安SIMにしても基本安くはなります。
ただ、一番注意しなければいけないのが、速度が遅いか速いかです。
せっかく安くしたのに、速度が遅くてインターネットが使えないことになると逆に高くついてしまいます。
今回紹介した4社は、格安SIMの中で通信速度の評判が上位のキャリアなのでその心配はありません。
その上でも、あなたにピッタリな格安SIMがあると思いますので、ぜひ参考にしてください。
3.大手キャリアから格安SIMへの乗り換え方法
今お使いのキャリアから格安SIMへの乗り換えをするには下記の手順を行います。
- 今のスマホで格安SIMが使えるか確認する
- 契約条件を確認する
- MNP予約番号を取得する
- SIMロックを解除する
- 格安SIMに申し込む
- MNP切り替え手続きをする
より安く乗り換えるには、キャリアで使っていたスマホをそのまま格安SIMでも使い続けるというのがおすすめです。
そうすれば格安SIMに乗り換えたときでも、新しい端末を購入する必要がないので乗り換え費用や月額料金を安く抑えることができます。
step1.今のスマホで格安SIMが使えるか確認する
まずは今のスマホで契約したい格安SIMが使えるか確認しましょう。
格安SIMの公式HPで動作確認済み端末を調べてください。
step2.契約条件を確認する(2年縛りなど)
次に今のスマホの契約条件を確認しましょう。
2年縛りの契約、スマホ本体の分割払いが残っている、違約金がかかるなど、格安SIMに乗り換えできる状況かどうかを確認します。
step3.MNP予約番号を取得する
キャリアから格安SIMに乗り換える際、お使いのキャリアからMNP予約番号を取得しなければなりません。
キャリア各社のMNP予約番号の取得方法は下記の通りです。
取得費用 | オンライン | 電話 | 店舗 | |
---|---|---|---|---|
docomo | 2,000円 |
|
0120-800-000 | ◯ |
au | 3,000円 |
|
0077-75470 | ◯ |
SoftBank | 3,000円 | 「My SoftBank」にアクセス | 0800-100-5533 | ◯ |
オンライン・電話・店舗それぞれで取得できるので、あなたのお好きな方法を選んでください。
step4.SIMロックを解除する
SIMロックがかかっているスマホの場合、SIMロックを解除しないと格安SIMのSIMカードが使えません。
そこでここではSIMロックの解除方法と手数料を整理しました。なおSIMフリーのスマホの場合はSIMロックの解除は不要です。
docomo、au、SoftBankのSIMロック解除方法と手数料
キャリア | SIMロック解除方法 | 手数料 |
docomo |
|
|
au |
|
|
SoftBank |
|
|
step5.格安SIMに申し込む
MNP転出とSIMロック解除が終わったら、次は新しく契約したい格安SIMに申し込みましょう。
MNP予約番号の有効期限は15日以内なので、取得したらすぐに申し込んでください。
申し込みに必要なもの
格安SIMの申し込みに必要なものは、主に次の4つです。
- 本人確認書類
- クレジットカード
- メールアドレス
- MNP予約番号
- 本人確認書類
- クレジットカード
- メールアドレス
- MNP予約番号
格安SIMのほとんどは、月々の料金の支払い方法がクレジットカードしかありません。
また申し込みでやり取りするためのメールアドレスも必要です。
メールアドレスは現在のキャリアを解約しても使えるアドレスにしましょう。
step6.MNP切り替え手続きをする
MNPの切り替え手続きは、格安SIMの会社によってやり方が異なります。
そのためここでは共通する手順を紹介します。
- 格安SIMの契約者ページにログイン
- 契約回線を選択してMNP切り替え手続きを行う
- 電話番号を選択/入力する
- 完了
いたってシンプルなので申し込みした格安SIMの会社のサイトを確認しましょう。
4.格安SIMを契約する前に知っておきたい注意点
格安SIMを契約するときは以下の4点に注意してください。
- 使用する端末の動作が確認されていない場合がある
- テザリングが利用できない場合がある
- サポートは基本的にチャット窓口で受けることになる
- SIMカードの種類
4-1.使用する端末の動作が確認されていない恐れがある
格安SIMでは採用している回線に対応しているすべての端末、すべてのSIMフリー端末が必ず動作するわけではありません。
使おうとしているiPhoneやスマホが契約予定の格安SIMで動作しない可能性は0ではないので、申込む前に動作の確認がされているのか確認しておきましょう。
自分の利用したい端末が動作するのかは、契約しようと考えている格安SIMの公式サイトで確認できます。
4-2.テザリングが利用できない可能性がある
テザリングを使いたいと考えている人は、契約予定の格安SIMの公式サイトにて使用する端末でテザリングを利用できるかを確認してください。
契約予定の格安SIMで使用したい端末の動作が確認されていても、テザリングが利用できない場合があるからです。 ※引用元:https://mineo.jp/device/devicelist/?word=Xperia&sim=softbank
契約予定の格安SIMでテザリングが利用できない場合、他の事業者への契約か別端末の使用を検討する必要があります。
4-3.サポートは基本的にチャット窓口
端末の操作や設定でわからないことがあった場合、大手キャリアでは最寄りのショップでサポートが受けられました。
しかし、格安SIMではショップを構えていない事業者が多いので、基本的に公式サイトのチャット窓口でサポートを受けることになります。
一部の格安SIM事業者はショップを構えていますが、地方では最寄りに店舗がなかったり、お店ではサポートを受け付けていないところが多いです。
4-4.端末が対応しているSIMカードの種類
大手キャリアで買った端末やSIMフリーモデルを格安SIMで利用するのであれば、契約するときに選ぶSIMカードの種類に注意してください。
SIMカードには以下3つの種類があります。
- nanoSIM
- microSIM
- 標準SIM
nanoSIMは最新機種が対応していることが多いですが、microSIMに対応しているスマホは今でも少なくありません。
標準SIMは古いモデルの多くが対応しています。
端末が対応しているSIMカードの種類は格安SIMの公式サイトで確認できます。
5.まとめ
ここでは最安値の格安SIMを探す方法を解説しました。
格安SIM同士の月額料金には差がないので自分にあったプランがあるか、通信速度は安定するのかで選びましょう。
Youtubeなどの動画サイトやTwitterなどのSNSのデータ消費がカウントされない格安SIMもチェックしておきたいところです。
大手キャリアで買った端末を利用するのであれば、対応回線が使用する端末と同じである格安SIMを優先して選ぶのもおすすめです。