格安SIMの中でも人気なドコモ回線を速度の速い順にランキング形式にし、月額料金・特徴について徹底比較しました。
ドコモ回線は、現在ドコモを使っているユーザーなら今使っているスマホをSIMロック解除をせずにそのまま使えて、SIMカードを契約するだけで面倒なデータ移行をせずに使い続けられるのも魅力のひとつです。
格安SIMの中でも一番取り扱いのあるドコモ回線ですが、
「きちんと料金や速度を比較して、慎重に選びたい」
「数が多いけど結局どこが安心して使えるの?」
など思われてる方も多いと思います。
そこで今回は、「ただ安いだけがいい選び方」とは言えない格安SIM選びをサポートすべく、大人気のドコモ回線を速度順にオススメ8社をご紹介します。
1.ドコモ回線の格安SIMを選ぶメリット
まずは「なぜ、格安SIMではドコモ回線が一番多いのか。」人気の理由をまとめてみました。
1-1.電波網が広くどこでも繋がりやすい
ドコモと言えば、キャリアの中でも歴史と信頼度の高いイメージがあると思います。
年々、純増度が伸び悩んでいると言われていますが、シェア率は不動の1位を築いています。
ドコモの強みと言えば「通信エリアのが広く、通信の質が高い」に定評があり、人気であることの理由のひとつと言えるでしょう。
とは言え、市街地や人が集まるイベント会場などでも大きな差は出ませんが、「通信が入りづらい。」と言われる山間部などに行く場合は、エリアの広さに差が出てきます。
富士山の電波開通をいち早く取り入れたことも山間部が強いと言われる理由だと思います。
そういった通信が入りづらいとされる場所でも、ドコモ回線を利用している格安SIMではドコモと同じ通話品質で利用できる点などからとてもオススメです。
1-2.格安SIMの選択肢が多い
ドコモ回線の格安SIMを取り扱う格安SIM会社はとても多く、格安SIMの選択肢が多いのも特徴です。
格安SIMの料金プランやオプションもバリエーションが多岐にわたり、例えば通信量を消費せずにYouTubeなどの動画が見放題となるBIGLOBEモバイルの「エンタメフリー・オプション」など個性的なプランも用意されています。
提供数が多いからこそ実現できる料金の安さもドコモ回線が選ばれる理由のひとつですね。
1-3.SIMロック解除無しでドコモ端末が使える
SIMロック解除とは・・・各社で採用する通信規格や周波数帯が少しずつ異なるため、SIMカードに合わせて利用制限されています。これが「SIMロック」の状態です。例えばdocomoの端末にはdocomoのSIM、auにはau、softbankにはsoftbankと、各キャリアが他のキャリアのSIMカードを使えないように、端末に利用制限をかけています。
この利用制限を解除し、どの通信会社のSIMでも対応していれば使えるようにすることを「SIMロック解除」といいます。言い換えればSIMロック解除をすることで、端末はそのままデータ移行をしなくても乗り換えが可能になるということです。
上記でも簡単に説明しましたが、ドコモ系格安SIMはドコモで購入した端末をSIMロック解除する必要がありません。
ですので、ドコモ回線を利用できる端末の多さも選びやすいポイントです。
「SIMフリースマホは高い。」と思われがちですが、ドコモ回線に関してはドコモで販売されている機種をそのまま利用できるため、中古で購入してSIMカードだけ契約ができます。ドコモ回線ならではのメリットです。
1-4.iPhoneでのテザリングに対応
au回線やSoftBank回線の格安SIMは、一部テザリングが利用できない場合があります。しかし、ドコモ回線の格安SIMはiPhoneに挿してテザリングができるのもメリットです。
Wi-Fi環境がない場所で、手元にあるiPhoneをテザリングすることによりWi-Fiルーター代わりに利用できます。急にネット環境が必要となった際に、パソコンやタブレットに手軽に繋げられてとても便利です。
2.ドコモ系の格安SIM8社を徹底比較
2-1.通信速度の比較
格安SIMを選ぶ上で重要なポイントのひとつである「通信速度」
実際に使用しているユーザーの計測値をもとに、速さ順にランキング形式にしました。
通信速度の最大値と実質値が異なることから、一番混み合うことが予想されるお昼頃の平均速度をサイト別に比較することで誤差を減らしています。
1位は大手NTTコミュニケーションが提供する「OCN」のOCN モバイル ONE、2位はイオンmobile、3位はBIGLOBEという結果でした。
日によって計測値は違うものの、知名度と安定した速度から安心して使うことができると思います。
2-2.音声通話対応プランの料金比較
速度が速くて知名度があっても、月額料金が高いと困りますよね。
現在の自分の使用状況を照らし合わせて、ピッタリなデータ通信量を選ぶことでムダはなくなります。そのため、自分自身にあった格安SIM・プランを選ぶことが節約するためのキーになります。
先ほどの速度ランキング順に、データ容量別の料金表を作りました。
※1:LINEモバイルはデータ+SMS付きです。LINEもデータフリーで使えます。
※2:基本料金と別に大容量オプション(データオプション)を契約すると、20GB(+3,100)・30GB(+5,000)を1契約につき、ひとつずつ契約できます。
プラン選びをする際の気をつけてほしいポイントとして、通話料金です。
格安SIMは時間指定の通話し放題が含まれているタイプのプランと別途オプション契約をしないと都度通話料金がかかるタイプのふたつが存在します。
いくら月額料金を抑えられても、通話料金が高いことで逆に使用料金が高くついてしまうケースもあります。
そのため、「普段から長電話をしてしまう」「仕事上、電話が欠かせない」などといった方は注意が必要です。ただし、格安SIMによっては24時間話し放題のオプションも別途契約可能です。
格安SIM会社選びをする前に、現在の使用状況をしっかりと理解した上で選びましょう。
2-3.【2020年5月】オススメ格安SIMを特徴別に紹介
1位:OCNモバイルONE
画像元:OCNモバイルONE
「OCNモバイルONE」は、契約プランが3つ全て揃ってる格安SIMになります。
契約プラン別に、GB数で最安値級を契約できるので柔軟な対応ができるのが特徴です。
*下線の金額が最安値になります。
下線以外の料金差は、100円前後になるので「どの契約プラン、どのGB数」で契約しても損はしません。
データ通信SIMの契約もあるのでIPadやタブレットにも利用することができます。
ドコモ回線で1番速度が速く安い「OCNモバイルONE」ですが、勿論デメリットもあります。
<メリット>
・通信速度の評判が良い。
・どの契約プランを選んでも月額料金が安い。
<デメリット>
・通話オプションが若干高い。
・通話発信の方法が少し面倒。
通話を頻繁にするなら「OCNモバイルONE」でも通話オプションの契約が必要です。
24時間かけ放題のプランもありますが、特定の3人しか使えないので通話に関しては良いサービスとは言えません。
さらに、通話する際は「OCNモバイルONE」の通話アプリを入れて発信するか、発信前に「003544」を入れる必要がありますので少し面倒に感じます。
「OCNモバイルONE」はキャンペーンを行なっておりません。
月額料金に定評がある格安SIMなので、キャンペーンを求めてる人には向いていません。
結論、OCNモバイルONEは「インターネットをメインの方」「料金を最優先で考えてる方」にはおすすめの格安SIMです。
逆に、通話頻度が高く、仕事などでも使う方にはおすすめできない格安SIMとも言えるでしょう。
「OCMモバイルONE」は、あまった容量を翌々月まで繰り越せたり、契約GBを超えたらGBを追加で購入ができるので、速度制限かかる心配がある方にもおすすめです。
2位:イオンモバイル
画像元:イオンモバイル
- 全国にあるイオンでの店頭受付が可能(故障修理受付等にも対応)。
- 高速/低速通信の切り替えが可能。
- Androidの取り扱い端末が豊富。価格帯が10,000~とリーズナブル。
- 選べるプランが多いこと(500MB〜最大50GBに対応)。
- 最低利用期間と解約金がない。
イオンモバイルは全国にあるイオンでの店頭受付が可能なので、専任のスタッフに質問しながらその場で契約することができます。さらに端末の同時購入なら初期設定も済ませた状態で商品を渡してくれるようなので、「格安SIMにしたいけど初期設定が不安。」という方にオススメです。
また、料金プランや取り扱い端末が豊富にそろえられているので、ぴったりな料金プラン・端末を選ぶことができます。
3位:BIGLOBEモバイル
画像元:BIGLOBEモバイル
YouTubeやAbemaTVなど動画を見る頻度が高い人におすすめが「BIGLOBEモバイル」です。
月額料金は標準的な料金になりますが、他社格安SIMとの違いが「YouTubeが見放題」になるプランがあることです。
*データSIM+SMSのプランはデータSIMのプランに+120円した料金になります。
「BIGLOBEモバイル」の最大のメリットは、「カウントフリー」呼ばれる特定のアプリの利用に容量が加算されないサービス「エンタメフリー・オプション」があることです。
「エンタメフリー・オプション」対象のサービスはこちらになります。
ジャンル | サービス |
動画 | YouTube、Abema TV、U-NEXT、YouTube Kids |
音楽 | Google Play Music、YouTube Music、Apple Music、LINE MUSIC、potify、AWA、Amazon Music、dヒッツ、RecMusic、楽天ミュージック |
ラジオ | radiko、らじる★らじる |
電子書籍 | dマガジン、dブック、楽天マガジン、楽天Kobo |
「エンタメフリー・オプション」の料金は月額528円になります。(データ通信SIMの場合は1,078円)
YouTubeを毎日視聴する方や、対象のアプリを利用する方にはメリットがある「BiGLOBEモバイル」にもデメリットはしっかりあります。
<メリット>
・通信速度の評判は良い。
・「エンタメフリーオプション」でYouTubeなどが見放題。
・お得なキャンペーンがある
<デメリット>
・通話オプションサービスが少し弱い
・「エンタメフリーオプション」に、画質制限がある。
「BIGLOBEモバイル」も、24時間かけ放題のオプションがないので10分以上の通話を頻繁にする人にはデメリットになります。
また、「エンタメフリー・オプション」は見放題になりますが、画質制限があります。
タブレットやIPadなどで普段から高画質で設定をして視聴している方にはあまりおすすめはできません。
ちなみにスマホで普段から見る(360p)画質であれば問題なく視聴することは可能です。(時間帯によっては480Pもストレスなく視聴できます)
YouTubeをスマホやIPhoneで視聴なら問題ないです。
<エンタメフリーオプションが最大6ヶ月間無料>
音声通話SIMプラン契約の方が対象になり、月額528円のエンタメフリーオプションが最大6ヶ月間無料!
<初期費用全額ポイント還元>
音声通話SIMプラン3GB以上の契約した方が対象で、初期費用3,733円をGポイント還元!
*Gポイントとは?=ポイント交換サービスになり、WAONポイントやLINEポイントに交換などに交換ができます。
ポイント交換対象先は、Gポイントサイトのこちらで確認できます。
<プラン料金値引き>
音声通話SIMプラン3GB以上の契約の方に、月額料金が6ヶ月間1,320円値引きに!
BIGLOBEモバイルは「エンタメフリー・オプション」や「データ通信SIM」など契約プランが3つあることから「YouTubeを頻繁に使う方」「インターネット利用中心の方」におすすめできる格安SIMになります。
「BIGLOBEモバイル」は、家族間でデータをシェアできます。
例えば、本来6GBまでしか使わないけど、12GBの契約をして家族に自分の容量を使わせるなど、さらに節約できるので家族で使う場合にもおすすめです。
4位:IIJmio
画像元:IIJmio
- 大容量オプション(データオプション)に対応。データ量が多い月も安心して使える。
- 家族向けにデータシェアが可能で、ひとり当たりの料金を安く。
- 「ファミリー通話割引」に対応でおトクに。
- 「みおふぉんダイヤル」に加入で、誰とでも通話が50%OFF!
- eSIMサービスに対応。
データオプションは、IIJmioの通常のプラン変更のように翌月1日から適用ではなく、申し込んだその日から利用することができます。なので急に大量の通信が必要になった場合などでも、安心してデータ通信量を使うことができます。
また、IIJmioのデータオプションは、この複数枚のSIMでのシェアにも対応しています。例えば、ミニマムスタートプランにデータオプションの30GBを追加した合計33GBを2枚のSIMでシェアしたり、ファミリーシェアプランにデータオプションの20GBを追加した合計30GBを10枚でシェアできます。
家族で申し込めば、ひとり当たりのコストを抑えることができるのでオススメです。
5位:mineo
画像元:mineo
- 国内3キャリアすべての端末が使える
- 余ったデータを翌月に繰り越せる
- フリータンクで毎月1GBのデータ通信量をタダでもらえる
- 他のユーザーとデータ通信量をシェアできる
- 家族割引/複数回線割引で1回線につき55円の割引
大手3キャリアの回線から選べる格安SIMは数少なく、回線比較ができるのはmineoの強みです。
また、家族で回線を契約している場合の割引サービス「家族割引」、一人で複数回線契約している場合の割引サービス「複数回線割引」が用意されている点も、mineoのメリットの1つです。
格安SIM初心者の入門用としてもmineoは利用しやすいので、毎月のケータイ料金を節約したいと思っている方は、試しにmineoを利用してみるのもオススメです。
6位:nuroモバイル
画像元:nuroモバイル
nuroモバイルには初めて利用する場合でも気軽に利用できるように、「お試しプラン」が用意されています。0.2GBのドコモ回線なら、データ専用SIMで月額330円から、音声通話付きSIMは月額1,100円から利用可能となり、最低利用期間と解約金がないので気軽にnuroモバイルをお試せます。もちろん後ほど、容量が大きいプランへの変更も可能です。
また、容量チャージについても、1GBあたり660円からの手頃な料金で利用ができます。契約プランの月間データ容量を月の途中で使い切ってしまった場合にも、より手軽に追加チャージすることができるので安心して使えるのも特徴です。
7位:LinksMate
画像元:LinksMate
- ドコモ系の格安SIMで速度がトップクラスで速い
- 選べるデータ量の種類が格安SIMの中で最多
- カウントフリーオプションで対象のゲーム・コンテンツ・SNSの通信量カウント90%以上OFF
- グラブル/シャドバ/プリコネ/エレスト等のゲーム特典が毎月もらえる
ゲームをよくする場合は、LinksMateが一番おすすめの格安SIMです。
LinksMateならいろんなゲームをデータ消費なしに使えて、ゲーム特典ももらえて、速度もゲームをするのに支障が出ない比較的速い速度を維持してくれています。
また、月額550円のカウントフリーオプションに加入すると対象ゲームでのデータ消費量が90%もカットされます。
カウントフリーの対象ゲームは公式サイトに記載されていますが、人気タイトルの荒野行動までデータ消費量が90%カットされます。
LinksMate カウントフリー対象ゲーム一覧ページ |
https://linksmate.jp/about/countfree/ |
・連動してる対象アプリあれば限定特典が初回と毎月もらえる!
対象アプリ:シャドウバース,グランブルーファンタジー,プリンセスコネクト,釣りスタetc
さらに対象の動画や音楽配信サイト、SNSを使用するときのデータ容量も90%カットされるのでゲーマー以外の人にもおすすめです。
ジャンル | サービス |
動画 | Abema TV、OPENREC.tv、ニコニコ動画、ビデオマーケット、FRESH LIVE、Mirrativ、U-NEXT |
音楽 | AWA |
電子書籍 | Abemaマンガ、サイコミ、 |
SNS | Instagram、Twitter、Facebook |
その他 | enza、グランブルーファンタジー スカイコンパス、GameWith、ファミ通.com、Lobi、App Store、Google Play Store、LinksMate |
8位:LINEモバイル
画像元:LINEモバイル
- 3キャリア(docomo・au・SoftBank)の回線に対応。
- 主要なSNSのデータ通信量をカウントしない「データフリー」に対応。
- データ量を使い切っても、対象のサービスが速度制限されない。
- LINEのID検索・年齢認証ができる。
- LINEモバイルの友達同士でデータをプレゼントしあえる。
データフリーとは・・・対象サービス(プランによって異なる)のデータ通信量を消費しません。Twitterの動画も、Instagramの画像も、データ通信量を気にせず楽しむことができます。
データフリーオプション | 月額料金(税抜) | データフリー対象のサービス |
LINEデータフリー | 0円 | LINE |
SNSデータフリー | 308円 | LINE、Twitter、Facebook |
SNS音楽データフリー | 528円 | LINE、Twitter、Facebook、Instagram、LINE MUSIC |
LINEに関しては、トークだけではなく無料通話、ビデオ通話、写真・動画のアップロードやダウンロードもカウントされません。
そして万が一、データ容量を使い切っても(通信速度制限がかかっても)、データフリー対象サービスの通信速度は落ちずに快適に利用ができます。主要のSNSのみ利用する方にオススメです。
2-3.格安SIMごとの特徴とポイントのおさらい
格安SIMの速度をランキングにまとめて、それぞれ格安SIMの特徴を解説してきましたが、いかがでしたか?
格安SIM各社のオススメポイントを要約してみました。
- 「OCNモバイルONE」→月額料金の最安値と電波の速さを求めるならココ!
- 「イオンモバイル」→最低利用期間と解約金がないから安心。
- 「BIGLOBEモバイル」→Yotubeメインの使い方で、動画重視の方にオススメ!
- 「IIJmio」→月の途中でも容量オプションの契約ができて、データ量が多い月も安心。
- 「mineo」→キャンペーンがおトク!乗り換えのしやすさ重視!
- 「nuroモバイル」→まずは「お試しプラン」で、使いやすさを体感できる。
- 「LinksMate」→対象アプリの容量制限なし!ゲームをたくさんする人にオススメ!
- 「LINEモバイル」→データ量を使い切っても、対象のサービスが速度制限されない。
ぜひ、ドコモ回線の格安SIMを選ぶ際の参考にしてみてください。
3.格安SIMと大手キャリアの違いと注意点
3-1.大手キャリアよりも通信速度が不安定になりやすい
たくさん人のいるイベント会場やお昼時や夕方など電波が混み合う時間帯などに関しては、大手キャリアが優先されるため、格安SIMは遅くなることが多いのが原因の一つです。
もとから通信速度が遅く設定されている格安SIM契約は、さらに遅くなりやすいので注意をしましょう。
3-2.「通信速度制限なし」プランに注意する
格安SIMにはデータ無制限といったプランが存在します。
しかし現実では3日間で5GBを超えると通信速度がかかるものや、利用するデータ容量が平均を超えた場合に一時的に遅くなるといった制約があります。遅くなった場合は、キャリアと同じような通信速度まで落とされるケースが多く、使い放題と表記はされているものの、たくさん使うと速度制限がかかる仕組みです。
そのほかにも、もとから速度が抑えられているプランも混在しているため、契約時はきちんと注意事項などにも目を通すことをオススメします。
3-3.キャリア独自のサービスが使えない
格安SIMによってはオプションに制限がある場合もあります。
1. キャリアメールアドレス
2. キャリアが提供するWi-Fiサービス
3. 留守番電話
4. 割り込み通話/キャッチホン
5. キャリア決済
6. キャリア提供のフィルタリング
7. 家族間無料通話
8. 24時間話し放題プラン
また、格安SIMによっては一部提供されているサービス、有料で提供されているオプションもあります。事前にチェックしてみてください。
3-4.クレジットカード決済が多い
格安SIMは基本的にクレジット決済が多く、それ以外の口座払いやデビットカードなどの支払いができる会社を探すとなると選ぶ幅が狭まります。
また、家族名義の支払いをしたいとなるとY!mobeilやUQ mobileなどの一部に絞られます。支払い方法を確認した上で、申し込みをする方が良さそうです。
3-5.LINEのID検索ができない
格安SIMはキャリアと違い、「利用者登録制度」ができないことから様々なアプリケーションで制限されることがあります。
その中でもLINEに関しては、18歳未満の方が利用する際にトラブルが起きないようにするために、年齢認証しないとID検索や電話番号検索が出来ないように改定されました。
初めて格安SIMを利用する方は、「利用者登録」ができる格安SIMを探すのをオススメします。
3-6.乗り換え後にすぐに使えない場合がある
格安SIMの申し込み方法として、一部店舗や量販店で直接申し込みをするタイプと専用のインターネットページから申し込みをするタイプと大きく2つに分かれます。
特にインターネットからの申し込みをする場合は、乗り換え先の格安SIM会社や申し込みをした時間帯によっては、翌日審査に持ち越しとなりその期間使えないケースや即日契約でも契約完了後にSIMカードが発送されてから手元に届くまで使えないケースなどもあります。
しっかりと注意事項を読んだ上で、申し込みを行うと安心です。
4.大手キャリアから格安SIMへの乗り換え方法
今お使いのキャリアから格安SIMへの乗り換えをするには下記の手順を行います。
- 今のスマホで格安SIMが使えるか確認する
- 契約条件を確認する
- MNP予約番号を取得する
- SIMロックを解除する
- 格安SIMに申し込む
- MNP切り替え手続きをする
より安く乗り換えるには、キャリアで使っていたスマホをそのまま格安SIMでも使い続けるというのがおすすめです。
そうすれば格安SIMに乗り換えたときでも、新しい端末を購入する必要がないので乗り換え費用や月額料金を安く抑えることができます。
step1.今のスマホで格安SIMが使えるか確認する
まずは今のスマホで契約したい格安SIMが使えるか確認しましょう。
格安SIMの公式HPで動作確認済み端末を調べてください。
step2.契約条件を確認する(2年縛りなど)
次に今のスマホの契約条件を確認しましょう。
2年縛りの契約、スマホ本体の分割払いが残っている、違約金がかかるなど、格安SIMに乗り換えできる状況かどうかを確認します。
step3.MNP予約番号を取得する
キャリアから格安SIMに乗り換える際、お使いのキャリアからMNP予約番号を取得しなければなりません。
「Mobile Number Portability」:電話番号を変えずにスマホ会社を乗り換えること
キャリア各社のMNP予約番号の取得方法は下記の通りです。
取得費用 | オンライン | 電話 | 店舗 | |
---|---|---|---|---|
docomo | 2,200円 |
|
0120-800-000 | ◯ |
au | 3,300円 |
|
0077-75470 | ◯ |
SoftBank | 3,300円 | 「My SoftBank」にアクセス | 0800-100-5533 | ◯ |
オンライン・電話・店舗それぞれで取得できるので、あなたのお好きな方法を選んでください。
step4.SIMロックを解除する
SIMロックがかかっているスマホの場合、SIMロックを解除しないと格安SIMのSIMカードが使えません。
そこでここではSIMロックの解除方法と手数料を整理しました。なおSIMフリーのスマホの場合はSIMロックの解除は不要です。
docomo、au、SoftBankのSIMロック解除方法と手数料
キャリア | SIMロック解除方法 | 手数料 |
docomo |
|
|
au |
|
|
SoftBank |
|
|
step5.格安SIMに申し込む
MNP転出とSIMロック解除が終わったら、次は新しく契約したい格安SIMに申し込みましょう。
MNP予約番号の有効期限は15日以内なので、取得したらすぐに申し込んでください。
申し込みに必要なもの
格安SIMの申し込みに必要なものは、主に次の4つです。
- 本人確認書類
- クレジットカード
- メールアドレス
- MNP予約番号
- 本人確認書類
- クレジットカード
- メールアドレス
- MNP予約番号
格安SIMのほとんどは、月々の料金の支払い方法がクレジットカードしかありません。
また申し込みでやり取りするためのメールアドレスも必要です。
メールアドレスは現在のキャリアを解約しても使えるアドレスにしましょう。
step6.MNP切り替え手続きをする
MNPの切り替え手続きは、格安SIMの会社によってやり方が異なります。
そのためここでは共通する手順を紹介します。
- 格安SIMの契約者ページにログイン
- 契約回線を選択してMNP切り替え手続きを行う
- 電話番号を選択/入力する
- 完了
いたってシンプルなので申し込みした格安SIMの会社のサイトを確認しましょう。
5.さいごに
今回はドコモ回線の通信速度をランキング形式にし、各社の料金や特徴の比較をまとめていきました。いかがでしたか?
格安SIMは大手キャリアと比べても混雑時は通信速度が遅くなりやすく、選び方一つでは速度にストレスを感じてしまうリスクもあります。しかしきちんと事前に調査し、各格安SIM会社の特徴を理解していればそういったリスクも避けることができます。
「安い」だけに騙されないように、大手キャリアとの違いもしっかりと抑えつつ、自分にあった格安SIM選びの参考になれば幸いです。