「格安SIMで無制限の高速通信」

そんな夢のようなことを考えて、実現できないか色々な情報を集めている人は私だけじゃないはず…。

無制限で動画を思いっきり楽しみたい!テザリングを使って、パソコンなどの他の端末でも格安SIMの回線を使いたい!

格安SIM1枚ですべての通信が網羅できたら、本当に最高ですね

今回は格安SIMでデータ無制限通信をするための方法を紹介します。

先に結論を伝えると音声通話付きSIMのデータ無制限のプランは、ほぼなくなりました

唯一、音声通話ができて、高速なデータ無制限ができるのは、4月に第4のキャリアとしてサービスをスタートさせたばかりの楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」しかありません。

しかし、楽天モバイルはサービスを開始したばかりであり、楽天の純粋な通信エリアも狭いので、メイン回線として使うのはまだちょっと早いかな、というのが現実です。

そのため、この記事では、

  • 格安SIMでもデータ無制限の通信をするためにはどんな方法があるのか
  • 具体的にどんなサービスがおすすめなのか
  • 格安SIMに限らず、無制限に通信をするためにはどんな方法があるのか

を解説します。

データ無制限を実現したい人は、一旦は格安SIMという縛りから抜け出して、柔軟な思考で情報を集めることが大切です。

それでは一緒にみていきましょう。

1.格安SIMでデータ無制限の通信をする方法

現在、格安SIMで無制限のデータ通信をする方法は、大きく分けると3つの方法があります。

しかし、どの方法も「純粋な高速回線の無制限」ではないことを、先に理解しておいて下さい。

格安SIMで無制限通信をする方法
  • 1 データ通信が無制限のプランに入る
  • 2 低速モードの切り替えて使う
  • 3 カウントフリーのサービスを使う

1-1.データ通信が無制限のプランに入る

画像出典:KAZUNA 神SIM | 製品情報

過去には、音声通話付きのSIMでも、データ通信が無制限にできるプランを提供している会社が多くありました。

しかし、それらのプランは徐々に受付を終了して、現時点ではなくなってしまいました(楽天モバイルは除く)。

大手キャリアから回線を借り受けてサービスを行うという性質上、格安SIMでデータの無制限通信をするのは、なかなか難しかったのでしょう。

正直なところ、過去に無制限プランをしていた格安SIMの中には、全くスピードが出ずに使いものにならない、という厳しいユーザーの声があったのも事実です。

最近では、無制限のプランの受付を終了した格安SIMは、30GBなどの上限がある「大容量プラン」の提供へとシフトしています。

使いものにならない無制限よりも、上限がある快適な通信の方がいい、というまっとうな判断ですね。

音声通話付きのSIMを探している人は、一度、自分が本当に無制限のSIMが必要なのか、考え直してみてください。

無制限にこだわらずに、大容量プランがある格安SIMを選んだ方が、結果的には満足度を高められるかもしれません。

しかし、音声通話付きSIMでは無制限プランが終了したものの、データ通信専用のSIMで無制限プランを受け付けている格安SIMはあります

データ通信だけで問題ない人は無制限プランを契約するという選択ができます。

1-2.低速モードに切り替える方法

節約モードでデータ容量消費ゼロ 通信速度 送受信最大 300Kbps 高速モードでサクサク快適 通信速度 受信最大 225Mbps※3

画像出典:【公式】UQコミュニケーションズ

データ通信の無制限を叶える方法として、低速(節約)モードに切り替えて使う方法があります。

ユーザーがアプリなどを使って、回線の速度を自ら遅くすることができ、回線の速度を遅くすることで、そこで発生した通信は通信容量にはカウントされません

極端なことを言えば、低速モードを使っている以上は、無制限に通信ができるというわけですね。

気になるのが低速モードでも、快適な通信ができるのか?ということ。

低速にした場合、MVNOにもよりますが、最大速度は200kbps程度に制限されます。

正直なところ、YouTubeなどの動画再生は現実的ではありませんが、逆に言うと、テキスト中心のWEB閲覧やSNSくらいであれば、低速モードでも十分ということもあります。

1-3.特定のサービスだけ無制限のオプション(カウントフリー)

特定のSNSや動画サービスなどでの通信に限って、無制限に通信ができるサービスを提供している格安SIMもあります。

カウントフリーの対象になるサービスの例
  • SNS…Twitter、Instagram、Facebookなど
  • コミュニケーションツール…LINEなど
  • 動画…YouTube、AbemaTV、U-NEXTなど
  • 音楽…LINE MUSIC、Google Play Music、Apple Musicなど

これらのサービスは、基本的にはオプションとして用意されていることが多く、特定のサービスで多くの通信をしている人は、かなりお得に通信ができる可能性があります。

しかし中には、カウントフリーを適用するためには通信速度を落とさないといけないものがあったり、カウントフリーとは言え、短期間で使いすぎると制限がかかるものもあります。

2.データ無制限プランがある格安SIM

現在、音声通話付きのSIMで無制限プランがあるサービスは、楽天モバイルを除いて、ありません。

ここでは楽天モバイルの「Rakuten UN-LIMIT」を確認した上で、データ専用SIMながら無制限プランを提供している格安SIMの中から、おすすめを紹介します。

2-1.楽天モバイル(MNO)

画像出典:楽天モバイル

2020年4月8日、これまで格安SIMのMVNOとしてサービスを提供していた楽天モバイルが、遂に第4のキャリアとしてのサービスを開始しました。

これまではMVNOとしてドコモ、auの回線を借りてサービスを行っていた楽天モバイルですが、これからは自社の回線を使っていくことになります。

「Rakuten UN-LIMIT」データ使い放題、国内かけ放題で1年無料という衝撃

楽天モバイルはサービスの開始と同時に、「Rakuten UN-LIMIT」を始めました。

  • 楽天回線エリアなら、高速データ完全使い放題(auエリアの場合は5GB/月まで)
  • 国内通話かけ放題
  • 海外でも2GB/月まで無料

これでも十分すごいのですが、なんと300万人を限定に上のサービスを完全無料で提供しています。

この衝撃は凄まじいものがあります。「無制限で高速のデータ通信」が遂に叶ってしまったのです。

楽天モバイルをメインの回線として使うのは厳しい

しかし、無料ほど怖いものはありません。

今後、爆発的に楽天モバイルユーザーが増えることは容易に想像ができますし、そのときに安定した通信ができる保証はまったくありません

むしろ、大手キャリアとしての実績がない楽天モバイルが、どこまでサービスの質を維持できるか、不安な面の方が多いと感じています。

さらに、無制限のデータ通信に関しては、楽天回線エリアのみが対象になっています。下の地図を見て下さい。

画像出典:通信・エリア | 楽天モバイル

2020年4月7日時点での楽天回線のエリアは、地図の中でも首都圏近郊の濃い紫の部分だけです。

その他の薄い紫の部分ではau回線しか入らず、5GB/月までの高速通信しかできません。

つまり、多くの人にとっては、現時点では無制限通信ができる回線ではないのです。

試しに使ってみるというのであれば、楽天モバイルはとても魅力的なサービスですが、今回の格安SIMで無制限のデータ通信をするという目的には合致しません。

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2-2.Chat WiFi-SIM

画像出典:Chat-WiFi SIM

ここから紹介するサービスは、すべてデータ専用SIMで提供されているプランになります。

Chat WiFi-SIMは株式会社LIBAROCUSが提供している回線サービスです。

もともとは2019年にモバイルルータのレンタルを始めたLIBAROCUSですが、データSIM専用のプランも提供しています。

2020年4月現在、「WELCOM令和キャンペーン」を実施しており、ソフトバンク回線を使ったデータ通信が使い放題で2,980円という、破格のプランを展開しています。

回線は他のMVNOとは違い、ソフトバンクの主回線を使っているということを、大きな売りにしています。

Chat WiFi-SIMは実質月100GBまで

「回線使い放題」を謳っているChat WiFi-SIMですが、実際のところは月に100GB以上の通信を行った場合は速度制限がかかるとしています。

画像出典:Chat-WiFi SIM

そのため、Chat WiFi-SIMを「無制限プラン」と言ってしまっていいかは、すごく微妙なところです。

「100GBまで使える大容量プラン」と考えておいた方がいいのかもしれません。

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2-3.KAZUNA 神SIM

画像出典:KAZUNA 神SIM

2020年1月にサービスを開始したKAZUNA神SIM。

TAKUMI JAPANがサービスが運営をしており、毎月100GB使えるデータSIMプランに加えて、無制限に使うことができる「UNLIMITEDプラン」も提供しています。

面白い特典として、神SIMTwitterアカウントをフォローすることで、UNLIMITEDプランが初月は3,000円、2ヶ月目以降は3,480円で使うことができます。

回線はソフトバンクが使っているものと同じなので、他のMVNOのよりも高速な通信が期待できます。

しかし、大変な反響で注文が殺到した結果、2020年4月現在は、商品の販売を停止しています。

やはり高速で無制限通信ができる格安SIMには、多くの申込みが集中してしまうようですね。

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2-4.スマホドッグモバイル

テレワーク・在宅ワークシステム

画像出典:【公式】スマホドックモバイル

スマホドッグモバイルはネットワーク、IT、金融と幅広い事業を展開する株式会社バルテックが提供するサービスです。

今、話題のテレワーク、リモートワークに関連するサービスも行っており、どちらかというと、法人を対象にした事業活動を行っています。

スマホドッグモバイルは、ドコモ回線を完全に無制限で使うことができるデータ専用SIMを4,380円で提供しています。

回線の速度は平均して下りが10Mbps、上りが3Mbpsと低めに抑えられていますが、スマホでの通常の使い方では大きなストレスにはならないスピードです。

ちなみにYoutubeを1080pで視聴するのに必要な速度が4.38Mbps程度と言われています。

データ専用SIMのプランにしては割高感はありますが、数少ない無制限のデータ通信ができる貴重な格安SIMです。

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2-4.Wonderlink

画像出典:Wonderlink

パナソニックがビジネスユースを想定して提供するデータ専用SIM「Wonderlink」。

月間1GBまでの通信は最大375Mbpsの高速通信ができ、超えた後は最大700kbpsまで速度が落ちるものの、使い放題です。

最低利用期間もなく、初月は無料。1,580円と格安な価格も魅力。

700kbpsは一般的な低速モードよりは速く、YouTubeの360p品質の推奨速度なので、快適とは言えないまでも、動画も楽しむことができるレベルです。

この価格で絶妙な速度設定。これならありかも、と思える人もいるのでは。

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3.低速モードに切り替えて無制限に使える格安SIM

低速モードに切替えができて、データ通信量を節約しながら「実質無制限」にデータ通信ができる格安SIMを2種類紹介します。

UQ-mobileとmineoはどちらも人気の格安SIMですね。

3-1.UQモバイル

SNSデータ消費ゼロ! データ容量繰り越しでムダなくおトク!節約モード時(送受信最大300Kbps)

画像出典:UQコミュニケーションズ

UQモバイルはauのサブブランドとしてのサービスで、格安SIMの中でも高速通信ができるサービスとして、非常に人気のあるサービスです。

実力では同じくソフトバンクのサブブランド「Ymobile」と、格安SIM界のトップを争っています

そんなUQモバイルでは専用のアプリを使って、任意に節約モード(ターボ機能オフ)に切り替えることができます。

ターボ機能をオフにした場合、最大受信速度は300kbpsにまで制限をされますが、データ消費量はカウントされません。

画像出典:UQ mobile

UQモバイルでは、写真共有アプリやTwitterなどのSNS、音楽やテキスト中心のネットサービスならば300kbpsでも速度は十分としています。

しかし、これまでLTEの高速回線に慣れている人には、ストレスを感じるかもしれませんね。

ちなみに、UQモバイルでは最大速度が500kbpsで無制限に通信ができるデータ専用SIMを1,980円で用意しています。

1,980円で500kbpsなら、先に紹介したWonderlinkの方がコストパフォマンスは高いです。

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3-2.mineo

画像出典:mineo

株式会社オプテージが提供するmineoはドコモ、au、ソフトバンクの3回線に対応した格安SIMです。

mineoユーザーどうしてパケットを分け合う機能や、マイネ王というユーザーコミュニティなど、独自の路線で格安SIMサービスを行っています。

mineoには「mineoスイッチ」がアプリ、WEBのマイページから操作でき、節約をONにすると通信速度が最大で200kbpsに制限されますが、無制限通信ができます。

さらに、2020年3月からは「パケット放題」というオプションを開始。月額350円で最大500kbpsの低速通信が使い放題になります。

つまり、mineoでは

  • 無料で200kbpsの使い放題
  • 350円で500kbpsの使い放題

2通りの低速使い放題ができるということになります。

mineoでは500kbpsの速度であれば、地図の閲覧、音楽ストリーミング、360pまでの動画視聴ができるとしています。

なお、mineoは低速モードにしたときに「バースト転送機能」があります。

バースト転送とは、低速通信時に通信し始めの75KBぶんは高速通信と同じ速度が出る機能です。

Twitterでタイムラインを読み込む、LINEでメッセージを受信・送信するというような、小容量の通信の場合は、高速通信と変わらない使い勝手で利用できます。

画像出典:mineoの低速通信とバースト転送について | スタッフブログ | マイネ王

 

UQモバイルとmineoの低速モードを整理しておきます。

UQモバイルモバイル mineo
低速モード パケット放題
300kbps 200kbps 500kbps
無料 無料 350円

mineoの「パケット放題」オプションは、500kbpsが安定して出るのであれば現実的な使い方ができるかな、という印象です。

このオプションはデータ専用SIMにも付けることができます。

例えば、通信容量3GBのデータ通信プランに「パケット放題」オプションを付ければ、月に3GBまでは高速通信ができる500kbps使い放題のSIMが1,250円が完成します。

データ専用SIMで使い放題を探している人には、かなりおすすめな方法です!

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4.カウントフリーオプションが使える格安SIM

特定のSNSや動画サービスなどの通信は無制限になる「カウントフリー」のサービスが使える格安SIMを紹介します。

基本的にはオプションへの加入が必須になりますが、使い方によってはかなりお得になる可能性があります。

あなたのスマホの使い方と照らし合わせながら、ぴったりのサービスがないかチェックしてみてください。

紹介する4社は以下のとおりです。

追加料金 カウントフリーの対象サービス
BIGLOBEモバイル 音声:480円
データ:980円
動画、音楽、電子書籍、SNSなどのエンタメ系サービス
LINEモバイル LINE:0円
SNS:280円
音楽:480円
LINE、Twitter、Facebook、Instagram、LINE MUSIC
LINKSMATE 500円 提携スマホゲーム75タイトル、動画サービス、SNSなど
OCNモバイルONE 0円 050plus(電話)などの自社サービス、音楽系サービス

4-1.BIGLOBEモバイル

画像出典:BIGLOBEモバイル

KDDI系のビッグローブが運営するBIGLOBEモバイルには、Youtubeを始めとしたエンタメ系のアプリの使用がカウントフリーになる「エンタメフリー・オプション」があります。

音声通話SIMの場合は毎月480円、データ専用SIMは毎月980円で加入することができます。

エンタメフリー・オプションでは以下の21種類の動画、音楽などのエンタメサービスの通信が無制限に使えるようになります。

エンタメフリー・オプションの対象サービス
  • 動画視聴…YouTube、AbemaTV、U-NEXT、YouTube Kids
  • 音楽・ラジオ…Google Play Music、YouTube Music、Apple Music、Spotify、AWA、Amazon Music、LINE MUSIC、radiko、らじる★らじる、dヒッツ、RecMusic、楽天ミュージック
  • 電子書籍…dマガジン、dブック、楽天マガジン、楽天Kobo
  • その他…Facebook Messenger

通信量が比較的多くなってしまう動画系のサービスでも、無制限に使うことができるようになるのはすごいですね。

しかし、注意したいこともあります。

まず、上記の対象サービスでも、カウントフリーにならないケースがあります。

YouTubeでの動画のアップロードやSpotifyでのポッドキャストの通信などは無制限の対象外になるなど、細かな制限があるので事前に確認が必要です。

また、このエンタメフリー・オプションはスマホでの通信を想定しています。タブレット等の大画面での再生や、高音質の音楽の再生には適していません

BIGLOBE公式では、どれくらいの最大速度が出るのか公表していませんが、YouTubeの推奨画質は360pとしているので、おそらくですが、500kbpsくらいの速度が上限なのではと推測します。

先に挙げたUQモバイルやmineoの低速モードとあまり変わらないと思っておいた方がいいかもしれません。

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4-2.LINEモバイル

画像出典:LINEモバイル

LINEが提供するLINEモバイルにも、カウントフリー系のオプションがあります。

LINEモバイルには3種類のカウントフリーになるオプションが用意されています。

LINEデータフリー SNSデータフリー SNS音楽データフリー
0円 280円 480円
LINE LINE、Twitter、Facebook LINE、Twitter、Facebook、
Instagram、LINE MUSIC

まず、LINEモバイルではオプションに入らなくてもLINEの通信量が一切発生しません

トークのやりとりはもちろん、音声通話やニュースの閲覧もカウントフリーです。

「SNSデータフリー」オプションでは、それに加えて、TwitterとFacebookの通信がカウントフリーに。

「SNS音楽データフリー」オプションは、さらにInstagramやLINE MUSICの通信が無制限でできるようになります。

しかも、LINEモバイルの場合、ノーカウントを適用する際も通信速度が低下せず、高速のままで利用できるという大きなメリットがあります。

しかし、注意点もあります。

SNSの中でも、例えばTwitterのツイートに含まれる動画の再生やFacebook、Instagramのライブ動画の配信・閲覧は無制限の対象外だということです。

Twitterを使いながら「ここまでは無制限で、ここから先は通信量がかかる…」なんてことを考えながら通信するのは、正直なところストレスですね。

高速通信を維持したまま使えるのは嬉しいのですが、ちょっと残念な感じもするのがLINEモバイルのカウントフリーです。

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4-3.LINKS MATE

画像出典元:Links Mate

 

サイバーエージェントグループのLogicLinksが提供するLINKSMATEも、対象のアプリの通信量を減らすことができるオプションがあります。

「ゲームプレイヤーのためのSIM」として展開するLINKSMATEでは、対象のゲームやコンテンツの利用の通信量が最大で90%以上オフになる「カウントフリーオプション」を月500円で提供しています。

90%オフということで少し分かりにくいのですが、公式サイトの説明には、「データ通信容量がなくなって、低速データ通信状態になっても、対象の通信は高速のままでご利用いただけます」としています。

実質、対象コンテンツの通信は無制限にできると思って問題ないでしょう。

※なぜ90%以上という表現にしているかというと、対象のサービスの通信を行う際にも、起動時やバックグラウンドでOSなどの通信が行われているから、その分は通信量がかかりますよ、というのが理由のようです。LINKSMATEさんのかなり正直な姿勢が伺えますね。間違いなく対象のサービスは無制限で使えるので安心してください。

対象のゲームコンテンツは2020年4月時点で75作品。今後も随時、増えていく予定とされています。

ゲーム以外ではAbemaTVやニコニコ動画、U-NEXTなどの動画系サービス、Instagram、Twitter、FacebookといったSNSも含まれています。

カウントフリーの対象になる通信量が確認できるので、どれくらい通信量がお得になっているのかが分かりやすいのもいいですね。

音声通話付きのSIMもあり、データ通信容量に応じて全99種類という圧倒的な数のプランが用意されています。

ゲーマー以外の人でも、カウントフリーの対象になるサービスをよく使うのであれば、選択肢に入る格安SIMではないでしょうか。

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4-4.OCNモバイルONE

画像出典:OCNモバイルONE

ドコモ回線を使ったMVNOの中でも、回線の品質に高い評価があるOCNモバイルONE。

OCNモバイルONEでは自社サービスの通信が無制限になるサービスを展開しています。

通話サービスの050plusなどのOCNの自社サービスをはじめ、音楽系の9つサービスがカウントフリーになる「MUSICカウントフリー」オプションも用意。

OCNモバイルONEのカウントフリー対象サービス
  • 自社サービス…050 plus、マイポケット、OCNモバイルONEアプリ
  • 音楽…amazon musicをはじめ、9サービス

MUSICカウントフリーは申込みは必要になりますが、月額料金はなんと0円。知っている人だけが得をするサービスですね。

OCNモバイルONEは格安SIMの中でもとても歴史のある老舗的サービスなので、おすすめできる会社です。さらにカウントフリーのサービスも検討の材料にしてください。

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5.格安SIMのデータ無制限の代わりになるサービスは?

ここまでは、格安SIMでデータ無制限通信を実現するための方法を検討してきました。

データ無制限プランに入るというシンプルな方法については、既に音声通話付SIMは無制限プランから徹底していて、データ専用SIMだけが選択肢になります。

しかし、データ専用SIMでも純粋に高速通信が無制限に使えるサービスはなく、料金が割高なものも多いです。

次に低速モードに切り替えて無制限通信をする方法ですが、これは、人によってはかなりストレスを感じる速度まで低下するので、万人におすすめできる方法ではありません。

特定のサービスが無制限に使えるカウントフリー系のオプションは、特定のサービスしか使わない人にはおすすめできるものですが、すべてのアプリやサービスが通信無制限になるわけではありません

やはり、それぞれの方法ではどこかに必ずデメリットがあります

そこで、一旦「格安SIMで無制限」という縛りから離れてみてはどうでしょうか。

すると、結果的には、格安SIMで無制限通信にこだわるよりも望んでいた環境を手にすることができるかもしれません

「格安SIMで無制限」以外に選択肢として提案する方法は以下の3つです。

格安SIMで無制限データ通信の代わりになり得るサービス
  • 格安SIMの大容量プラン
  • WiMAX
  • 無制限のクラウドSIM

5-1.大容量プランがある格安SIM

「無制限」と聞くと、安心する気持ちはよく分かります。

しかし、仮に高速通信が無制限に使えるとなったとき、あなたは実際にどれくらいの通信をするでしょう

ほとんどの人は、100GBなんて到底使い切ることができないと思います。使えるとしたら、それは相当なヘビーユーザーです。

つまり、無制限にこだわることなく、上限はあっても高速で通信ができる格安SIMを選んだ方が満足度は高まるんじゃないか、という提案です。

格安SIMの中で、30GB以上の大容量プランを提供してる会社は結構あります。

以下は、音声通話付SIMで大容量プランを提供しているサービスの例です。音声通話付SIMの場合は、30GBで5,000円台〜というのが相場です。

通信量(最大プラン) 料金 回線
OCNモバイル 30GB/月 音声:5,980円
データ:5,180円
ドコモ
HISモバイル 30GB/月 音声:5,970円
データ:5,250円
ドコモ
ソフトバンク
BIGLOBEモバイル 30GB/月 音声:7,450円
データ:6,750円
ドコモ
au
イオンモバイル 50GB/月 音声:8,980円
データ:8,480円
ドコモ
au
mineo 30GB/月 音声:6,510円〜6,950円
データ:5,900円〜5,990円
ドコモ
au
ソフトバンク
LINKSMATE 100GB/月
※他、1TBまでプランあり
音声:12,450円
データ:11,730円
ドコモ
LIBMO 30GB/月 音声:5,980円
データ:5,880円
ドコモ
QTモバイル 30GB/月 音声:6,900円〜7,100円
データ:6,200円〜7,100円
ドコモ
ソフトバンク
DTI 1.4GB/毎日使い切り
(月換算42GB)
音声:2,900円
データ:2,200円
ドコモ

DTIが1日1.4GBの使い切りプランを提供

画像出典:DTI SIM

DTIは音声通話付SIMで、1日1.4GBまでの高速通信ができるユニークなプランを提供しています。

月換算すると42、3GBの高速通信ができることになります。価格は2,900円。容量あたりのコスパは圧倒的に高いですね。

仮に1日に上限を使ってしまっても翌日には制限が解除されるので、人によってはかなり便利に使うことができます。

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ソフトバンク回線の大容量データ専用SIM

画像出典:FUJI-Wifi Official

100GB級の大容量のデータ専用の格安SIMで、ソフトバンクの回線を使っているものがいくつかあります。

これらのサービスはもともとはWiFiルーターのレンタルを行っていて、後に格安SIM単体でのデータ通信サービスも始めた、という共通点があります。

データ専用SIMが100GB以上で3,000円台から使えるということで、無制限に近い感覚で使うことができます。

<ソフトバンク回線の大容量SIM>

FUJI WiFi SIM 200GB/月 3,480円
Chat WiFi-SIM 実質100GB/月 2,980円
NOMAD SIM 300GB/月 4,200円

しかし、2020年4月現在、新型コロナウイルスの影響で、在宅勤務やリモートワークが急激に拡大したことから、これらのSIMの品薄状態が続いています。

タイミングによっては受付を中止している可能性もありますが、3,000円代で100GB以上使えるプランはかなり魅力的です。

気になる方は各社の申し込みページで受付を行っているかをチェックしてくださいね。

5-2.WiMAXと併用する

画像出典:UQ WiMAX

無制限通信の代表格といえば、WiMAXです。

今回は格安SIM単体での無制限通信を考えてきましたが、WiMAXと組み合わせてWiFiで運用するという選択肢もあります。

WiMAXは3日で10GBという制限がありますが、制限後もおおむね1Mbpsの速度は出るので、実質無制限で通信ができます。

WiFiルーターを持ち歩かなくてはいけない、というデメリットはありますが、格安SIM単体で大容量通信をするよりも、かなりコストを抑えて運用することができます。

例えば、同じイオンモバイルの音声通話付SIMを使うにしても、データ通信量が一番安い500MBプランとWiMAXを組み合わせることで、50GBの大容量プランを選ぶよりも、かなりコストを抑えて無制限通信が実現できます。

イオンモバイル+WiMAX イオンモバイル単体
最大通信量 イオンモバイル:500MB
WiMAX:無制限
50GB
料金 イオンモバイル:1,130円
WiMAX:3,760円
合計=4,890円
8,980円

※WiMAXはDTIをプロバイダに選んだときの料金

なんと、一ヶ月あたり4,000円も安く運用することができ、実質無制限の通信ができるようになります。

格安SIM単体の場合と比べると、少し手間は増えますが、その手間が惜しくないと思えるほどの効果はあります。

WiMAX2+ならDTIがおすすめ

画像出典:DTI WiMAX 2+

WiMAX2+を選ぶならDTIで申し込むのがおすすめです。

他社で行っているような高額なキャッシュバックはありませんが、DTIは毎月の料金が他社と比較して圧倒的に安いので、3年間のトータルで考えると、お得にWiMAXを使うことができます。

キャッシュバックの受け取りの手間もないので、できるだけシンプルにWiMAXを契約したい人にもいいですね。

WiMAXと格安SIMの組み合わせは、はっきり言ってかなりおすすめです!

「DTI WiMAX2+」公式窓口はこちら

5-3.クラウド系の無制限WiFi

どこよりもWiFi 3月キャンペーン

画像出典:どこよりもWifi

どこよりもWIFIは、2,980円という低価格で無制限WiFiを使うことができ、同じサービスの中では最安級です。

WiMAXよりも広いエリアで使うことができるので、移動が多い方、都市部以外の方は無制限WiFiの方がおすすめです。

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6.まとめ

auスマートバリュー

格安SIMでデータ無制限通信をする方法とおすすめのサービスを紹介しました。

まず、格安SIMでデータ無制限を実現するための方法としては

  • 無制限のプランに入る
  • 低速データモードを使う
  • 特定のサービスだけ無制限になるカウントフリーオプションを使う

という方法を紹介しました。

しかし、どの方法もそれぞれデメリットや制限があり、格安SIMで高速なデータ通信を無制限に行うのはなかなか難しいというのが結論でした。

そこで、「格安SIMだけで無制限通信をする」という縛りからは一旦離れて、他の方法も検討してみてはどうでしょうか、というのが今回の提案です。

具体的には

  • 無制限プランではなく、大容量プランに入る
  • WiMAXと格安SIMを組み合わせて使う
  • クラウドSIMの無制限WiFiサービスと組み合わせて使う

という方法です。

個人的には2つ目のWiMAXと格安SIMを組み合わせて使うのがかなりおすすめです。

大容量プランよりも価格を抑えて運用することができ、また、WiMAXの実質無制限の高速回線を使うことができるからです。

格安SIMで無制限の通信をしたいと思っている人は、今回の記事をぜひ参考にしてくださいね。快適な無制限ライフを楽しみましょう!