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読者の中には毎日使うスマホの「格安SIM」についても興味を持っている方が多いのでは。
しかし、格安SIMには興味があっても、なかなか乗り換えられない人が多いのも、また事実です。
その大きな理由が「どこがいいのか比較ができない」からではないでしょうか。
安くなることは分かっている→少しでも条件のいいところで契約をしたい→調べよう→情報が多い→目移りして比較ができない→面倒になる→高いけど今のままでいいか というように、諦めてしまう方が多いと想像します。
今回の記事では「格安SIMの比較」の仕方について、できるだけ丁寧にお伝えします。
- 比較をする前に知っておきたい格安SIMの基本
- 比較をするときのポイント
を紹介した上で、2020年5月時点で、最もお得に、そしてあなたにピッタリな格安SIMが見つかります。
1.格安SIMの比較の前に知っておきたいこと
格安SIMを比較する前に、今一度、格安SIMについて知っておきたい基本的なことを整理しておきましょう。
予備知識を持っておくことで、これから比較する際の参考になるはずです。
できるだけわかりやすくお伝えするので、ひとつずつ確認してくださいね。
1-1.格安SIMって何?
安いのは知っているけど、そもそも格安SIMってどういうサービスなの?
格安SIMとはこれまでの大手キャリアの通信料金と比較して「格安」に通信ができるSIMのことです。
具体的に「これが格安SIM」という定義付けがなされているわけではなく「大手キャリア以外のSIM」と思っていただければいいかと。
格安SIMを扱っている会社のことをMVNOといいます。「Mobile Virtual Network Operator」の略で、日本語では「仮想移動体サービス事業者」と言います。
- MVNO=格安SIMを提供している会社
- MNO=大手携帯キャリア
日本では現在、ドコモ、au、ソフトバンク、そして2020年4月からは楽天モバイルの4社が、電波を使って携帯電話のサービスを行っています。
MVNOはそれらの大手キャリアから電波を借りて、独自のサービスとして提供をしています。
光回線でいうところの光コラボのようなものですね。
画像出典:OCNモバイルONE
つまり、格安SIMはドコモ、au、ソフトバンク(楽天モバイルは現時点で自社サービスのみ)3社いずれかの電波を使ったサービスです。
1-2.格安SIMが安くサービスを提供できる理由
MVNOが大手キャリアと比較して安くサービスを提供できる理由は、主に以下の理由があるからです。
- 人件費をおさえることできるから
- 設備投資に費用がかからないから
MVNOの主な営業活動はWEB上で行われます。
申込みや契約手続き、サポートも基本的にはインターネットを通して行われます。 店舗を持たなくていい分、そこで働くスタッフの人件費を抑えることができますし、店舗の賃貸料なども発生しません。
また、大手キャリアの電波を借りることによって、設備の管理にかかわる費用が発生しません。
電波を発信する設備をつくって維持するためには、莫大な費用がかかります。
MVNOは大手キャリアに対して回線を使うための費用を支払うだけなので、設備の投資や維持に大きな負担をかけずに済みます。
徹底的にコストを削減することで、その分を利用するお客さんのプランに反映して安くできるのです。
1-3.格安SIMの種類
格安SIMには主に「音声通話付きSIM」「SMS付きデータSIM」「データ通信SIM」の3種類があります。
音声通話付きSIM
音声通話とデータ通信が使えるSIMカードです。メイン回線として使う場合に選ぶSIMカードです。
- 音声通話もデータ通信も1台のスマホでおこないたい人
- これまでの大手キャリアと同じようなスマホの使い方をしたい人
- 仕事などで電話を使う人 など
SMS付きデータSIM
音声での通話はできませんが、データ通信をすることができるSIMカードです。
音声通話付きSIMと比較して、安く使うことができます。
SMSとはショートメールです。
今どきSMSで連絡なんかとらないよ!と思われるかも知れませんが、このSMSは連絡手段として使うものではありません。
最近では、スマホやPCで本人確認が必要な重要な契約をするとき、電話番号によるSMSを使うことが増えています。
「申込みをして、SMSで暗証番号が送られてき、入力」という本人確認を一度はしたことがあると思います。
電話ができなくてもSMSはあった方が何かと便利なことが多いです。
- 音声通話を使わない人
- 音声通話はガラケー、スマホはデータ通信だけで使う人 など
データSIM
データ通信だけ行うことができるSIMです。SMSの機能はついていません。サブ回線として使うことを想定しています。
- iPhoneでデータ通信だけしたい人(Androidでは電池持ちが悪くなる場合があります)
- 「音声通話は大手キャリア+データ通信は格安SIM」のように、2枚のSIMを1台のスマホで使いたい人(上級者向き)
1-4.格安SIMのメリット
格安SIMにはメリットとデメリットがあります。格安SIMでできること、できないことを理解した上で、契約を検討することが大切です。
- 大手キャリアと比較して、とにかく安い
- 大手キャリアにはない独自のサービスがある
大手キャリアと比較して、とにかく安い
とにかく一番の大きなメリットは、大手キャリアと比較して、圧倒的に料金が安いことです。
例えば格安SIMのLINEモバイルと大手キャリアのドコモで、簡単に比較してみると、こんな感じになります。
LINEモバイル | 音声通話+3GBの通信 | 1,480円 |
ドコモ | ギガライト(〜3GB) | 4,150円 |
細かい条件の違いはありますが、音声通話付きで3GBの通信ができるSIMの比較です。
LINEモバイルはドコモの料金の65%オフで使うことができます。
いかに「格安」か分かっていただけると思います。
大手キャリアにはない独自のサービス
画像出典:UQコミュニケーションズ
正直なことろ、大手キャリアの3社(楽天モバイルを含めると4社)は、どこも同じようなサービスをしているなー、と思ったことはありませんか。
今、大手キャリアのスマホを使っている人は、その3社の中から「サービスの違い」で選んでいる人はあまりいないんじゃないかと思います。
「家族が昔から使っていたから」とか「CMに〇〇が出ているから」とか、案外、そんな理由だったりするのではないかと思います。
格安SIMを提供するMVNO各社は、大手キャリアにはない独自のサービスを提供して、他社と差別化を図ることで、ユーザーを獲得しようとしています。大手キャリアにはないサービスの例は次のようなものがあります。
- 高速通信と低速通信を自分で切り替えることができ、低速通信の場合はデータ量が消費されない
- TwitterなどのSNSのデータ量がカウントフリーになる
- 余った容量を他のユーザーに送ることができる などなど
上に挙げたのはほんの一例で、便利で特色のあるサービスが各社から提供されています。
1-5.格安SIMのデメリット
もちろん、格安SIMにもデメリットが多くあります。
これらのデメリットを知っているので、思い切って大手キャリアから乗り換えられない人も多いと思います。
契約してから「知らなかった」とならないために、格安SIMではできないこと、大手キャリアにあって格安SIMにはないこと、など抑えておきましょう。
- 大手キャリアよりも回線速度が遅い可能性がある
- サポートは基本的にWEBから
- 基本的な機能がオプションで別料金になる場合がある
- LINEのIDが検索など使えないサービスがある
大手キャリアよりも回線速度が遅い
格安SIMの一番のデメリットが回線の速度が大手キャリアと比較して遅いことでしょう。
これは格安SIMについて詳しくない人にも知られていることです。
これは、紛れもない事実です。
以下は格安SIM「IIJmio」とドコモの通信速度の平均速度について、みんなの回線速度の情報を引用しました。
ちなみに「IIJmio」が格安SIMの中で特別に遅いということはなく、品質の高いサービスです。
時間帯 | IIJmio | ドコモ |
朝 | 下り 18.61Mbps 上り 7.34Mbps | 下り 66.73Mbps 上り 11.04Mbps |
昼 | 下り 6.05Mbps 上り 8.39Mbps | 下り 54.56Mbps 上り 12.2Mbps |
夕方 | 下り 18.86Mbps 上り 8.98Mbps | 下り 84.23Mbps 上り 13.84Mbps |
夜 | 下り 30.99Mbps 上り 8.18Mbps | 下り 59.28Mbps 上り 10.88Mbps |
深夜 | 下り 39.05Mbps 上り 17.41Mbps | 下り 66.8Mbps 上り 10.63Mbps |
※みんなの回線速度から出典:IIJmio(みおふぉん)の速度測定結果(実測値) | 下り速度・上り速度の平均値を公開中! | みんなのネット回線速度(みんそく)
※平均速度情報(直近3ヶ月)
この表をみると、特にお昼や夕方などで大きな差が出ていますね。
これはあくまで一例であり、状況や地域によってもちろん異なりますが、総じて格安SIMは大手キャリアよりも回線速度は遅いです。
格安SIMを提供するMVNOは、大手キャリアから回線を借り受けるときに、一度に通信ができる容量を決めて契約を行っています。
そして、その契約した通信を超えそうになると、大手キャリア側で通信速度を調整することができるようになっています。
大手キャリアとしては、もちろん自分たちのお客さんに迷惑がかからないようにしなければいけません。
そのため、MVNOには通信容量の上限を設定しているのです。
特に大手キャリアからの乗り換えを検討している場合は、最初はストレスを感じるかもしれない程度に速度の低下があることを知っておく必要があります。
サポートは基本的にWEBから
画像出典:BIGLOBEモバイル
先にも触れましたが、格安SIMを提供するMVNOは、基本的にWEB上で営業を行っています。
大手キャリアは街なかに多くの実店舗がありますが、それと比べると、格安SIMはほとんど無いに等しいです。
これに対して「サポートが手薄だ」と感じる方もいるかもしれません。
しかし、最近では大手キャリアのショップでも、完全予約制が取り入れられるなど、以前よりも気軽さという点では薄れてきています。
格安SIMには実店舗がない分、それだけWEBでのサポートに力を入れており、チャットやメール、LINEや電話などで体制を整えています。
むしろ、ユーザーとしては大手キャリアよりも便利と言えるかもしれません。
基本的な機能がオプションで別料金になる場合がある
格安SIMは大手と比較して、できるだけシンプルなサービスの提供を心がけています。
そのため、サービスの内容も必要最小限であり、大手では普通に使えるようなサービスがオプションとして有料で提供されていることもあります。
- 留守番電話
- かけ放題サービス など
LINEのID検索など使えないサービスがあることも
画像出典:LINEモバイル
例えば、今では欠かせないコミュニケーションツールのLINEでは「ID検索」ができません。
これはLINEが大手キャリアと協力して年齢確認の作業を行っていることが理由です。
格安SIMでは年齢確認ができず、トラブルを防止するために、一部の機能を制限しているのです。
その他にも+メッセージ(プラスメッセージ)やキャリア決済など、大手キャリアに紐付いたサービスを使うことができなくなります。
以上のようなメリットとデメリットを理解した上で、格安SIMへの乗り換えを検討してください。
3.格安SIMを比較するポイントと選び方
ここまで解説してきましたが、結論「あなたにピッタリな格安SIMはどこ?」というところを解決していきます。
そのため、まずは「正しい格安SIM選び方で候補を絞ること」を徹底して、その上で「キャンペーンを比較」してお得に乗り換えましょう!
- まずは通信速度が速いキャリアで候補を絞る
- 次に契約プランを決める
- その上でキャンペーンなどを比較してお得に乗り換える
Step①:通信速度を重視して候補を決める
格安SIM選びで何より重要なのが「通信速度」です。
格安SIMは、ソフトバンクやドコモ, auの回線の一部を借りて運営しています。
したがって利用している回線は大手のものと同じですので、理論上の通信速度は大手と同じです。
ただ、100あるうちの一部を借りてるだけなので混雑すると速度が大幅に下がる傾向にあります。
それは、回線が混雑するからです。
格安SIMのキャリアは、3大キャリアから回線の一部を借りているのですが、どれだけの回線を借りているかは格安SIMによって違い、利用者数も違います。
その結果、回線を借りている領域の違いにより通信速度に違いが出るのです。
そう言った口コミや評判を、3つの大手速度計測サイトから平均速度を比較しました。
格安SIM |
mobile by keisoku.ioの平均速度 |
みんなのネット回線速度の平均速度 | RBB SPEED TESTの平均速度 | 総合平均通信速度 |
1位 UQmobile | 12.2Mbps | 44.97Mbps | 41.1Mbps | 32.75Mbps |
2位 ワイモバイル | 10.1Mbps | 42.73Mbps | 34.3Mbps | 29.04Mbps |
3位 OCNモバイルONE | 9.8Mbps | 29.92Mbps | 32.1Mbps | 23.94Mbps |
4位 イオンモバイル | 4.1Mbps | 42.94Mbps | 22.9Mbps | 23.31Mbps |
5位 BIGLOBEモバイル | 6.8Mbps | 17.8Mbps | 35.5Mbps | 20.03Mbps |
6位 IIJmio | 5.5Mbps | 27.2Mbps | 25.7Mbps | 19.46Mbps |
7位 mineo | 7.4Mbps | 24.97Mbps | 15.8Mbps | 16.05Mbps |
8位 Links Mate | 11.6bps | 19.53Mbps | – | 15.56Mbps |
大手の格安SIMキャリアほど、通信速度は速い傾向にあります。
「UQモバイル」がどのサイトでも1位で、次に速いのが「ワイモバイル」ということがわかります。
次に少し速度の開きがあり安定しているのが「OCN モバイル ONE」「イオンモバイル」「BIGLOBEモバイル」ですね。
せっかく安くなっても、「速度が遅くて全然使えない」なんてことにならなようにしましょう。
Step②:自分にあった契約プランを決める
次に、自分にピッタリな契約プランを考えることです。
格安SIMの契約プランは、大きく分けて次の3つの種類があります。
- 音声通話プラン
- データ通信プラン
- データ通信+SMSプラン
プランによって、使える範囲がさまざまです。
安いけど通話はできない、インターネットだけ使えるなど別れてきます。
それぞれ詳しく解説していきます。
音声通話プラン
ソフトバンク、ドコモ、auから使い方をあまり変えたくない方におすすめできるプランなのが「音声通話プラン」です。
このプランの場合、大手キャリアと同じようにインターネットやメールが使えますし、090や080, 070から始まる電話番号も与えられて音声通話が可能です。
もちろんSMSも利用できます。
音声通話プランにしておけば格安SIMといえども基本的なことは一通りできますので、一番便利に使えるプランだと言えます。
・090や080などの番号が仕事やプライベートで必要な人
・今と使い方をあまり変えないで、安くしたい人
データ通信プラン
データ通信プランは非常に料金がお得なプランです。
しかし、データ通信だけしか行うことができず、音声通話やSMSは利用できません。(ただしLINE通話や050plusなどのIP電話なら可能です。)
音声通話ができる別のスマホやガラケーとの2台持ちで利用したりなど。使い方はさまざまあります。
・メールやネットだけ使えればいい人
・通話はなくても大丈夫な人
データ通信+SMSプラン
データ通信プランにSMS機能をつけたのが「データ通信+SMSプラン」です。
こちらも音声通話ができないのは同じですが、SMS用の電話番号が与えられます。
SMSは色々なWebサイトの登録時に電話番号確認としてよく利用されていますので、これが使えればそれなりに使い勝手は良くなります。
家族や友人との電話はLINE通話や050plus、Skypeなどで行うことにしてしまえば、1台持ちでの利用もできないことはありません。
しかし、IP電話は110や119などの緊急通話が利用できなかったり、フリーダイヤル(0120)にかけられないこともありますので、その点はよく検討しておきましょう。
・電話はLINE電話などでOKな人
・SNSやWebサイト登録など多岐にわたる使い方をする人
格安SIM料金、全社比較まとめ
あなたが使うべき格安SIMの契約プランがわかればあとは料金も知りたいですよね。
契約プラン別に格安SIM全社を比較してみました。
速度の速さは加味してなく、容量別に最安値を紹介します。
契約GB | 音声SIM | データSIM | データ通信+SMS |
1GB | LinksMate 1,100円 | LinksMate 380円 | LinksMate 500円 |
3GB | OCNモバイル 1,480円 | DTI SIM 840円 | LINEモバイル 980円 |
5GB | HISモバイル 1,920円 | HISモバイル 1,200円 | DTI SIM 1,370円 |
6GB | OCNモバイル 1,980円 | OCNモバイル 1,380円 | OCNモバイル 1,300円 |
7GB | NUROモバイル2,200円 | NUROモバイル1,500円 | NUROモバイル1,650円 |
10GB | HISモバイル 2,820円 | HISモバイル 2,100円 | DTI SIM 2,250円 |
20GB | OCNモバイル 4,400円 | OCNモバイル 3,800円 | OCNモバイル 3,920円 |
30GB | イオンモバイル5,680円 | HISモバイル 5,250円 | LinksMate 5,400円 |
契約するデータ容量によって細かく料金設定されています。
シンプルに「月額料金が安ければいい」場合は、ここの表で選ぶのも1つの手です。
申し込みや問い合わせは、表の各キャリア名をクリックすれば公式サイトをチェックできます。
- データ通信プラン : データ通信のみ。音声通話やSMSは利用できない。2台持ち向け
- データ通信+SMSプラン : データ通信とSMSが利用可能。音声通話は利用できない。SMSを使ってWebサイトの登録などができる
- 音声通話プラン : データ通信はもちろん、SMSも音声通話も利用できる。格安SIMでもメインのスマホとして十分利用できるプラン
Step③:あなたにあった格安SIMを選ぶ
格安SIMによって特徴やキャンペーンなど違ってきます。
ここでは、通信速度の口コミや評判が良いおすすめの格安SIMを紹介します。
格安SIMのキャリア毎にメリット・デメリットはありますので、あなたにピッタリな格安SIMを選びましょう。
- 通信速度が速い
- お得なキャンペーンがある
- 特化したサービスがある
通信速度重視なら「UQモバイル」
画像元:UQモバイル
格安SIM全社の中で速度No.1の「UQモバイル」
契約プランは「音声通話SIM」のみで料金は3種類になります。
スマホベーシックプラン名 | 月額料金 | 一ヶ月で利用できるデータ容量 | 音声通話 |
S | 1,980円 | 3GB |
国内通話20円/30秒 ・国内かけ放題(1回10分) 700円 |
M | 2,980円 | 9GB | |
L | 3,980円 | 14GB |
通話する頻度によって、通話オプションが用意されてるのも「UQモバイル」のメリットです。
ただ、速度が速く評判がいい「UQモバイル」ですが、デメリットもあります。
それは、料金は特段安くないのと、音声通話SIMしか契約プランしかないことです。
<メリット>
・通信速度の口コミ・評判がNo.1。
・あまった容量を、翌月に繰り越しできるので無駄がない。
<デメリット>
・音声通話プランしかないので、IPadやタブレットでの利用には向いてない。
・月額料金は、普通。
IPadやタブレットなどでデータ通信SIMの契約を考えてる方はプラン自体がないのでおすすめはしません。
ただ、「速度重視の方」「よく通話をする方」や「家族で乗り換えを検討している方」は、間違いなく「UQモバイル」をおすすめできます。
<データ増量キャンペーン>
「通話オプション」いずれかを申し込みするとデータ容量が13ヶ月間増量。
<UQ家族割キャンペーン>
2台目以降のスマホベーシック全プランが500円割引になる。
<UQ学割キャンペーン>
UQ家族割+学生ならさらに最大13ヶ月間割引になる。
「UQモバイル」のキャンペーンは、全て併用可能なので、学生問わず、単身や家族で乗り換える方も安心して申し込みすることができます。
「UQモバイル」は、3大キャリアからの乗り換えで使い方が変えずに安くできる格安SIMです。
シンプルに、今までの料金より安くして使い勝手も変えずに乗り換えたい方も「UQモバイル」はおすすめです。
お得なキャンペーンが豊富!「ワイモバイル」
画像元:ワイモバイル
老舗格安SIMの「ワイモバイル」、速度の評判も良く安定しています。
プランは音声SIMのみになり、国内通話かけ放題が標準装備なので料金だけ見ると「UQモバイル」より高めの印象です。
スマホベーシックプラン名 | 月額料金 | 一ヶ月で利用できるデータ容量 | 音声通話 |
S | 2,680円 | 3GB |
国内通話20円/30秒 ・国内かけ放題(1回10分) 700円 |
M | 3,680円 | 9GB | |
R | 4,680円 | 14GB |
「ワイモバイル」は24時間通話かけ放題がありません。
長時間、通話する人にとっては「UQモバイル」より高めになってしまうのでおすすめできません。
<メリット>
・通信速度の評判が良い
・キャンペーンで最大9,600円分がPayPayにキャッシュバックされる
・初期費用が公式で申し込むと無料になる
<デメリット>
・音声通話プランしかないので、IPadやタブレットでの利用には向いてない。
・月額料金は、国内通話かけ放題(1回10分以内)込みなので少し高め。
ただ、「ワイモバイル」はキャンペーンが魅力的で実際の月額料金よりお得に使えるのがメリットになります。
キャンペーンの強さが格安SIM業界では圧倒的です。
長期割引もありながらも、キャッシュバックをしてくれるのは「ワイモバイル」だけです。
<どこでももらえる特典>
契約時に最大9,600円分PayPayでもらえる!最大条件も簡単!
<データ増量キャンペーン>
新規or乗り換え契約をするとデータ容量が1年間増量!
<家族割引サービス>
2台目以降のスマホベーシック全プランが500円割引!
<ワイモバ学割>
学生なら13ヶ月間スマホベーシックプランが、毎月1,000円割引!
「ワイモバイル」はキャンペーンの種類が一番多い格安SIMキャリアになります。
格安SIMに申し込むならキャンペーンが多い、お得に乗り換えたい方にはおすすめです。
「UQモバイル」と「ワイモバイル」の大きな違いは、かけ放題(24時間)かキャッシュバックの有無です。自分の使い方に合わせてキャリアを選びましょう。
月額料金最安値は「OCNモバイルONE」
画像元:OCNモバイルONE
「OCNモバイルONE」は、契約プランが3つ全て揃ってる格安SIMになります。
契約プラン別に、GB数で最安値級を契約できるので柔軟な対応ができるのが特徴です。
契約GB | 音声SIM | データSIM | データ通信+SMS | 通話オプション |
1GB | 1,180円 | ー | ー |
通話料 20円/30秒 ①10分かけ放題 850円 |
3GB | 1,480円 | 1,000円 | 880円 | |
6GB | 1,980円 | 1,380円 | 1,500円 | |
10GB | 2,880円 | 2,280円 | 2,400円 | |
20GB | 4,400円 | 3,800円 | 3,920円 | |
30GB | 5,980円 | 5,380円 | 5,500円 |
*下線の金額が最安値になります。
下線以外の料金差は、100円前後になるので「どの契約プラン、どのGB数」で契約しても損はしません。
データ通信SIMの契約もあるのでIPadやタブレットにも利用することができます。
ドコモ回線で1番速度が速く安い「OCNモバイルONE」ですが、勿論デメリットもあります。
<メリット>
・通信速度の評判が良い。
・どの契約プランを選んでも月額料金が安い。
<デメリット>
・通話オプションが若干高い。
・通話発信の方法が少し面倒。
通話を頻繁にするなら「OCNモバイルONE」でも通話オプションの契約が必要です。
24時間かけ放題のプランもありますが、特定の3人しか使えないので通話に関しては良いサービスとは言えません。
さらに、通話する際は「OCNモバイルONE」の通話アプリを入れて発信するか、発信前に「003544」を入れる必要がありますので少し面倒に感じます。
「OCNモバイルONE」はキャンペーンを行なっておりません。
月額料金に定評がある格安SIMなので、キャンペーンを求めてる人には向いていません。
結論、OCNモバイルONEは「インターネットをメインの方」「料金を最優先で考えてる方」にはおすすめの格安SIMです。
逆に、通話頻度が高く、仕事などでも使う方にはおすすめできない格安SIMとも言えるでしょう。
「OCMモバイルONE」は、あまった容量を翌々月まで繰り越せたり、契約GBを超えたらGBを追加で購入ができるので、速度制限かかる心配がある方にもおすすめです。
YouTubeメイン!動画重視なら「BIGLOBEモバイル」
画像元:BIGLOBEモバイル
YouTubeやAbemaTVなど動画を見る頻度が高い人におすすめが「BIGLOBEモバイル」です。
月額料金は標準的な料金になりますが、他社格安SIMとの違いが「YouTubeが見放題」になるプランがあることです。
プラン | 音声通話SIM | データSIM | 通話オプション |
3ギガプラン | 1,600円 | 900円 |
通話料 20円/30秒 3分かけ放題 +600円 |
6ギガプラン | 2,150円 | 1,450円 | |
12ギガプラン | 3,400円 | 2,700円 | |
20ギガプラン | 5,200円 | 4,500円 | |
30ギガプラン | 7,450円 | 6,750円 |
*データSIM+SMSのプランはデータSIMのプランに+120円した料金になります。
「BIGLOBEモバイル」の最大のメリットは、「カウントフリー」呼ばれる特定のアプリの利用に容量が加算されないサービス「エンタメフリー・オプション」があることです。
「エンタメフリー・オプション」対象のサービスはこちらになります。
ジャンル | サービス |
動画 | YouTube、Abema TV、U-NEXT、YouTube Kids |
音楽 | Google Play Music、YouTube Music、Apple Music、LINE MUSIC、potify、AWA、Amazon Music、dヒッツ、RecMusic、楽天ミュージック |
ラジオ | radiko、らじる★らじる |
電子書籍 | dマガジン、dブック、楽天マガジン、楽天Kobo |
「エンタメフリー・オプション」の料金は月額480円になります。(データ通信SIMの場合は980円)
YouTubeを毎日視聴する方や、対象のアプリを利用する方にはメリットがある「BiGLOBEモバイル」にもデメリットはしっかりあります。
<メリット>
・通信速度の評判は良い。
・「エンタメフリーオプション」でYouTubeなどが見放題。
・お得なキャンペーンがある
<デメリット>
・通話オプションサービスが少し弱い
・「エンタメフリーオプション」に、画質制限がある。
「BIGLOBEモバイル」も、24時間かけ放題のオプションがないので10分以上の通話を頻繁にする人にはデメリットになります。
また、「エンタメフリー・オプション」は見放題になりますが、画質制限があります。
タブレットやIPadなどで普段から高画質で設定をして視聴している方にはあまりおすすめはできません。
ちなみにスマホで普段から見る(360p)画質であれば問題なく視聴することは可能です。(時間帯によっては480Pもストレスなく視聴できます)
YouTubeをスマホやIPhoneで視聴なら問題ないです。
<エンタメフリーオプションが最大6ヶ月間無料>
音声通話SIMプラン契約の方が対象になり、月額480円のエンタメフリーオプションが最大6ヶ月間無料!
<初期費用全額ポイント還元>
音声通話SIMプラン3GB以上の契約した方が対象で、初期費用3,733円をGポイント還元!
*Gポイントとは?=ポイント交換サービスになり、WAONポイントやLINEポイントに交換などに交換ができます。
ポイント交換対象先は、Gポイントサイトのこちらで確認できます。
<プラン料金値引き>
音声通話SIMプラン3GB以上の契約の方に、月額料金が6ヶ月間1,600円値引きに!
BIGLOBEモバイルは「エンタメフリー・オプション」や「データ通信SIM」など契約プランが3つあることから「YouTubeを頻繁に使う方」「インターネット利用中心の方」におすすめできる格安SIMになります。
「BIGLOBEモバイル」は、家族間でデータをシェアできます。
例えば、本来6GBまでしか使わないけど、12GBの契約をして家族に自分の容量を使わせるなど、さらに節約できるので家族で使う場合にもおすすめです。
おすすめ格安SIM選びまとめ
比較した4社のおすすめ格安SIMを紹介しました。
どの格安SIMがあなたにピッタリなのか、特徴をまとめましたので参考にしてください。
- 「UQモバイル」→通信速度No.1!通話もインターネットも快適に使いたい人におすすめ。
- 「ワイモバイル」→キャンペーンが豊富!お得に乗り換えたい人におすすめ!
- 「OCNモバイルONE」→全ての契約プランが最安値級!とにかく安く使いたい人へおすすめ!
- 「BIGLOBEモバイル」→YouTubeが見放題!エンタメ系アプリを頻繁に使う人へおすすめ!
3大キャリアからの乗り換えなら、どの格安SIMにしても基本安くはなります。
ただ、一番注意しなければいけないのが、速度が遅いか速いかです。
せっかく安くしたのに、速度が遅くてインターネットが使えないことになると逆に高くついてしまいます。
今回紹介した4社は、格安SIMの中で通信速度の評判が上位のキャリアなのでその心配はありません。
その上でも、あなたにピッタリな格安SIMがあると思いますので、ぜひ参考にしてください。
4.格安SIMの比較から契約までの全手順まとめ
ここでは格安SIMを実際に比較して、契約するまでの手順を確認しておきます。
4-1.格安SIMを比較する準備
格安SIMを比較する前に、整理しておきたいことは次のようなことです。ここを明確にしておくことで、比較に余計な時間を使わなくて済みます。
- SIMの種類はどうするか
- 端末をセットで買うか、今使っているものを継続するか
- 毎月の通信量はどれくらいか
- 毎月の通話はどれくらいか
SIMの種類はどうするか
今回、契約を検討している回線は、メイン回線でしょうか、サブ回線でしょうか。
メインで使っている回線を格安SIMにする場合は、音声通話付きのSIMを、2台目のスマホ、タブレットでデータ通信だけをするのであれば、データ専用SIM(もしくはSMSの付き)を契約することになります。
今回の目的を明確にしておきましょう。
端末をセットで買うか、今使っているものをこれからも使うか
今回、格安SIMの契約と一緒にスマホもセットで買うのか、今、使っているものを格安SIMでもそのまま使うのかを決めておきましょう。
今、使っているものが、SIMロックが解除されている「SIMフリー端末」の場合は、移行先の回線の種類はあまり気にする必要はありません。
例えば、ドコモのSIMロックがかかっている端末をそのまま使う場合は、ドコモの回線を使っている格安SIMを選ぶことになります。
毎月の通信量はどれくらいか
格安SIMを契約する際は、自分が日頃から使っている通信量を知っておくことが大切です。
各社、様々な通信量のプランを用意しています。
中にはエキサイトモバイルのように従量課金制のものもありますが、自分にぴったりなプランを選ぶために、毎月の通信量を把握しておきましょう。
毎月の通話はどれくらいか
通信量と同じく、どれくらい通話するかも確認しておきましょう。
今はLINEなどを使うことで、ほとんど音声通話をしない人もいます。
一方で、仕事でスマホを使う人は、たくさん音声通話をするかもしれません。
現在、払っている通話に関する料金と1回あたりの通話時間を整理しておきましょ
4-2.格安SIMを比較して決める
先に整理しておいた情報を元に、格安SIMを比較して、契約する会社を決めます。
比較する際のポイントは先に説明させていただいたとおり、以下のポイントです。
- 回線速度(品質)
- プランと料金
- 扱っている端末
- 独自のサービスやオプション
- キャンペーン
- 口コミや評判
4-3.現状のスマホ契約の確認(音声通話通話付きSIMの移行の場合)
メインで使っているスマホを移行する場合は、今の契約の内容を確認してください。
移行のタイミングによっては、契約の解除にかかわる違約金が発生することがあります。
どれくらいの違約金がかかるのかを知っておきましょう。
ただし、仮に違約金がかかる場合でも、特に大手キャリアからの移行の場合は、毎月の支払いが圧倒的に安くなるので、違約金分はすぐにペイすることができます。
4-4.MNP転出手続きの取得(音声通話付きSIMの移行の場合)
音声通話付きのスマホの移行では、多くの方は電話番号を変えたくないと思います。
引き続いて同じ番号を使うためには、現在使っている会社で「MNPの転出手続」が必要になります。
具体的には現在の契約先から「MNP予約番号」を取得する作業が必要です。
大手キャリアの場合、MNP番号はWEBまたは電話で取得することができます。以下、大手3キャリアのMNP転出手続きの窓口です。
・docomoのスマホ、携帯電話からの場合 … 151 (9:00~20:00)
・その他 … 0120-800-000 (9:00~20:00)
電話
・スマホ、携帯電話… *5533 (9:00~20:00)
・一般電話… 0800-100-5533 (9:00~20:00)
WEB:My Softbank
手数料=3,000円(新規契約後3ヶ月以内の場合は5,000円)
4-5.格安SIMの契約
選んだ格安SIMを実際に契約します。
先に発行したMNP予約番号は発行から15日間という制限があります。
先に契約する格安SIMを決めておいてから番号を発行して、すぐに手続きができるようにしておきましょう。
5.まとめ:格安SIMの比較は速度と料金がポイント
格安SIMを比較するためのポイントを解説しました。
格安SIMを比較するためには、まず、自分がどれくらい通信や通話をするのかといった、現状の分析が大切です。
そして、この記事で紹介した比較するポイントを参考にしながら、自分にぴったり合ったSIMを選ぶことがゴールになります。
中でも「速度」は一番大切にしたい項目です。格安SIMへの満足度は速度にかかっています。
安かろう悪かろうではいけませんので、ここは妥協せずに口コミや既存ユーザーの情報を参考にしてください。
それから、自分に合った通信容量や通話ができるプランがあるサービスを選ぶようにしてください。
この記事を参考にして、皆さんが満足のいく格安SIM選びができることを願っています。